東京23区ではどこの国籍の人口が多いのか?
東京都が公開している「外国人人口の過去データ」を元に可視化してみた。
※投稿21年12月6日(更新24年10月15日)
外国人人口の推移(23区)
「その他」を含む17か国ののうち、中国人(台湾を含む)の人口が著しく増加している様子がよく分かる(次図)。
中国人の人口は2000年あたりから急増し、東日本大震災が発生した2011年からいったん増加が止まるが、15年から再び急増。新型コロナ感染拡大時減少したあと、再び増加し、24年1月1日現在24万人(=中国22万人+台湾2万人)。
2番目に多い外国人は韓国・朝鮮(在日を含む)。
中国人が外国人全体の45%を占めている(23区)
2024年1月1日現在の23区の国籍別外国人登録者数の割合を次図に示す。
中国籍(台湾含む)の割合が45%とダントツ。次いで韓国・朝鮮、ベトナム、フィリピンの順。
これら4か国で外国人全体の77%を占めている。
では中国人は23区のどこに多いのか?
中国人が多いのは江東・新宿区
23区別の中国人人口の推移を可視化したのが次図。
特に、江東区、新宿区での増加が著しい。
2024年1月1日現在の23区別の中国人人口を可視化してみた(次図)。
10の区(江東、新宿、足立、江戸川、板橋、豊島、北、葛飾、練馬、大田)で1万人を超えている。
中国人の人口密度が高いエリア(地図化)
データを地図に落としてみると、23区で中国人が偏って分布している様子が一目瞭然であろう(次図)。
さらに興味深いのは、総人口に占める中国人(台湾含む)の割合を示した分布(次図)。
中国人の人口密度が高いエリアは、23区の中心部から北西・南東方向に拡がっていることが分かる。また、川口市南西部の外国人の多いエリアと繋がっている。
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