住宅ローンの借換えは、どの金利タイプにすればいいのか?
住宅ローンの借換え、皆はどうしているのか?
住宅金融支援機構が毎年発表している「住宅ローン借換えの実態調査」が参考になるかもしれない。
※投稿21年10月13日(更新23年10月28日:22年度データ反映)
住宅ローン借換えの実態調査(概要)
住宅ローンの借換えは、どの金利タイプにすればいいのか?
おカネのことは知り合いに訊きにくいし、銀行に訊いても貸し手に都合のいい話しか教えてくれないのではないか。
そんなことにお悩みの方には、住宅金融支援機構が毎年発表している「住宅ローン借換えの実態調査」(旧称「民間住宅ローン借換の実態調査」)の結果が参考になるかもしれない。
調査の概要は以下。
現在住宅ローンを借りている全国の840人を対象としたネット調査。
調査の概要(22年度)
1 調査方法
- インターネット調査会社のモニター220万件のうち、下記の「調査対象」の要件を満たす方に対し、ネットによるアンケート調査。
- 回答があった住宅ローン借換え者840件を調査対象とした。
2 調査対象
- 現在、住宅ローンを借入されている方で、22年4月から23年3月までに借換えされた方
- 全国の20歳以上70歳未満の方(学生・無職を除く)
- 居住用の住宅ローンの借換えを対象
(新築及び中古住宅の取得に伴う住宅ローン。リフォームローン、土地のみのローンまたはアパート若しくは投資用のローンを除く)3 調査時期
- 23年4月28日~5月10日
4 調査項目
- 住宅ローンを借入されている方の借換えによる金利タイプの変化など
借換え前後の金利タイプの変化(22年度)
22年度の借換え前後の金利タイプの変化を可視化したのが下図。
- 借換え前
- 変動型(45.8%)が固定期間選択型(42.7%)をやや上回っている
- 全期間固定型は少ない(11.4%)
- 借換え後
- 変動型では変動型への借換えが多く、固定期間選択型への借換えは多くはない
- 固定期間選択型では変動型への借換えが多い
どの金利タイプに借換えているのか?(経年変化)
借換え後の金利タイプの経年変化を可視化したのが下図。
- 変動型
17年度以降急増し、18年度に固定期間選択型と逆転。18年度以降、5割程度を維持している。 - 固定期間選択型
16年度の58.9%をピークに急減するも、18年度以降は4割程度を維持している。 - 全期間固定型
14年度以降漸減し、22年度は6.3%まで低下した。
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