住宅ローンの借換えは、どの金利タイプにすればいいのか?
住宅ローンの借換え、皆はどうしているのか?
住宅金融支援機構が毎年発表している「住宅ローン(借換え)利用者調査」の結果が参考になるかもしれない。
※投稿21年10月13日(更新24年10月26日:23年度データ反映)
住宅ローン借換えの実態調査(概要)
住宅ローンの借換えは、どの金利タイプにすればいいのか?
おカネのことは知り合いに訊きにくいし、銀行に訊いても貸し手に都合のいい話しか教えてくれないのではないか。
そんなことにお悩みの方には、住宅金融支援機構が毎年発表している「住宅ローン(借換え)利用者調査」(旧称「住宅ローン借換えの実態調査」)の結果が参考になるかもしれない。
調査の概要は以下。
現在住宅ローンを借りている全国の837人を対象としたネット調査。
調査の概要(23年度)
1 調査方法
- インターネットによるアンケート調査
2 調査対象
- 2023年4月から2024年3月までに住宅ローンを借換えされた方
- 全国の20歳以上70歳未満の方(学生・無職を除く)
- 居住用の住宅ローンの借換えを対象
※個人向けの住宅ローン(リフォームローン、土地のみのローン、投資用のローンを除く)3 調査時期
- 2024年4月22日~5月1日
4 調査項目
- 借換え前後の変化など
借換え前後の金利タイプの変化(23年度)
23年度の借換え前後の金利タイプの変化を可視化したのが下図。
- 借換え前
- 借換え前の金利タイプは「変動型」又は「固定期間選択型」であった割合が多い。
- 借換え後
- 借換え前が「変動型」 ⇒約8割が「変動型」に借り換えている
- 借換え前が「固定期間選択型」⇒約7割が「固定期間選択型」に借り換えている
- 借換え前が「全期間固定型」 ⇒約5割が「変動型」に、約4割が「全期間固定型」に借り換えている
どの金利タイプに借換えているのか?(経年変化)
借換え後の金利タイプの経年変化を可視化したのが下図。
- 変動型
17年度以降急増し、18年度に固定期間選択型と逆転。18年度以降、5割程度を維持している。 - 固定期間選択型
16年度の58.9%をピークに急減するも、18年度以降は4割程度を維持している。 - 全期間固定型
14年度以降漸減し、23年度は5.0%まで低下した。
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