国土交通省は5月31日、「住宅着工統計（平成30年4月月分）」を公表。
ざっくり言うと
平成30年4月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成30年4月の住宅着工戸数は84,226戸で、前年同月比で0.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では99.2万戸(前月比10.9%増)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で10か月ぶりの増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家は減、分譲住宅は増となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では先月の減少から再びの増加(前年同月比2.1%増)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比2.1%増
4月は前年同月比2.1%増。
「先月の減少から再びの増加」であることが確認できる（次図）。
【首都圏分譲マンション】7か月連続でマイナス
※黒色破線は、多項式（5次）の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲25.1%減。
7か月連続でマイナスが続いている。
【都内の分譲マンション】5か月連続でマイナス
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比▲9.4%減。
5か月連続でマイナスが続いている。
各年4月の変化を可視化したのが次のグラフ。
2年連続で減少。
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