中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の登録件数に係る定点観測結果(2月20現在)。
ざっくり言うと
- 【サイト別の登録件数】「自在客」減少に転じた
- 【地域別の登録件数】4か月連続で増加
- 【サイト・地域別の登録件数】「自在客」減少、「途家」増加
- 【対Airbnb】違法民泊が中国系民泊仲介サイトにシフト!?
【サイト別の登録件数】「自在客」減少に転じた
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。
急増していた「自在客」が減少に転じた。「途家」は増加。
【地域別の登録件数】4か月連続で増加
東京・大阪・京都における3つのサイトの合計登録数の推移を次図に示す。
東京、大阪、京都ともに4か月連続で増加。
※同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている場合があるので、3つのサイトの登録数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【サイト・地域別の登録件数】「自在客」減少、「途家」増加
サイト・地域別に見ると、「自在客」が減少に転じる一方で、「途家」が増加(次図)。
【対Airbnb】違法民泊が中国系民泊仲介サイトにシフト!?
中国版Airbnbの登録件数が4か月連続で増加し、本家Airbnbに対する割合は、東京35%、大阪42%、京都30%。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
Airbnbの登録件数が減少したぶん、中国版Airbnbの登録件数が増加したように見えなくもない(次図)。
(同上)
民泊新法(住宅宿泊事業法) の施行(6月15日)に向けて、Airbnbの登録件数が減少し始めた一方で、中国版Airbnbの登録件数がやや増加。
Airbnb登録物件が中国系民泊仲介サイトにシフトしてきているのか……要経過観察。
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