23区の新築マンションの発売価格が高騰し、庶民には手が届かない状態にあることは、このブログでも何度か紹介してきた。
たとえば次の記事:
23区の新築マンションの価格帯別の発売戸数は、どのように推移しているのか?
不動産経済研究所が毎月発表している「首都圏新築マンション市場動向」のなかに、価格帯別の発売戸数データが掲載されている。
ただ、単純にグラフ化しただけでは、何が起こっているのかサッパリ分からない(次図)。
そこで、面グラフ形式に描き直してみた(次図)。
低価格帯の割合が減少し、高価格帯の割合が増加している様子が把握できる。
同データを年度ごとに集計し、可視化してみた。
23区では5千万円以下の新築マンションの発売戸数が減っている様子が分かる(次図)。
さらに価格帯別の発売戸数の「割合」で描き直したのが次のグラフ。
13年度以降、5千万円以下の発売戸数の割合が減少し、そのぶん6千万円超の発売戸数の割合が増加していることがよく分かる。
これでは庶民には手が出ない。