空き家の状況を把握するためには、総務省統計局が5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査」データが欠かせない。
当ブログでも都道府県別の空き家率を可視化(地図化)した記事「空き家率」が上昇している状況を可視化(地図化)してみたや、さらにアニメ化した記事「全国の「空き家率」が上昇 衝撃のアニメーション」はとても好評だった。
ただ、これらの記事は都道府県単位のデータに基づく記事だったので、市区町村単位の地図化が期待されていた。
2月26日にようやく首都圏(1都3県)の市区町村データも公開された。
「第1表 居住世帯の有無(8区分)別住宅数及び住宅以外で人が居住する建物数―市区町村」データをもとに、過去15年間の空き家率(=居住世帯なしの空き家÷(居住世帯なしの空き家+居住世帯あり総数)×100)を計算し、地図化に落としたうえでアニメ化してみた。
アニメ―ションの動きが早くて、各市町村の変化がよく分からないという方のために、静止画像も並べておこう。
都心部においても、全体的に空き家率が上昇している印象だ。
ちなみに、23区の空き家率のランキングは次の通り。
江東区の空き家率が最も低い。
- 1位:豊島区(15.8 %)
- 2位:大田区(14.9 %)
- 3位:千代田区(14.0 %)
- 4位:中野区(13.8 %)
- 5位:港区(13.3 %)
- 6位:新宿区(12.8 %)
- 7位:渋谷区(12.4 %)
- 8位:品川区(11.6 %)
- 9位:板橋区(11.5 %)
- 10位:中央区(11.4 %)
- 11位:葛飾区(11.2 %)
- 12位:墨田区(11.2 %)
- 13位:江戸川区(10.9 %)
- 14位:杉並区(10.6 %)
- 15位:北区(10.5 %)
- 16位:世田谷区(10.4 %)
- 17位:文京区(10.2 %)
- 18位:荒川区(10.0 %)
- 19位:台東区(9.8 %)
- 20位:目黒区(9.8 %)
- 21位:足立区(9.7 %)
- 22位:練馬区(9.6 %)
- 23位:江東区(7.9 %)
あわせて読みたい
(本日、マンション広告なし)