不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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美味しい物件を受託している(?)マンション管理会社TOP10

 

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photo by Tax Credits

 

千葉街道沿いに建つ、中規模マンション。

【予告広告】東京駅直通23分(快速利用)、駅徒歩13分。総戸数72戸、8階建。販売戸数/未定、2LDK(60.62m2)~4LDK(82.90m2)。予定販売価格3,300万円台~5,000万円台。平成27年7月中旬竣工(本チラシ掲載日の5カ月後)。

新聞半紙大のチラシには、マンションの外観CG。

裏面の「建物概要」に目を凝らすと、「売主」「設計事務所」「施工会社」「管理会社」の名前が記されているのだが、いずれもあまり知られていない企業だ。

 

管理会社である「伏見管理サービス」って、いったいどういう会社なのか?

昨日のブログ記事「ほとんど知られていない、マンション管理会社ランキング」が好評だったので、管理会社について、もう少し分析してみよう。

 

業界紙「マンション管理新聞」2014年5月25日号に「2014年版 総合管理受託戸数 ベスト437社」が掲載されている。

トップ20の具体的な企業名は昨日の記事で紹介した。

ランキング表示だけでは面白みがないので可視化してみた

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戸数ランキング1位の大京アステージは、2位の日本ハウズイングよりも棟数当たりの戸数がやや多いことが分かる。

 

具体的に「棟数当たりの戸数」で比べると、大京アステージ(53戸/棟)、日本ハウズイング(47戸/棟)に対して、4位の長谷エコミュニティが91戸/棟と大規模なマンションの管理が多い。
逆に、9位の日本総合住生活は21戸/棟と小規模なマンションの管理が多い。

 

マンションの管理費は必ずしも物件の大小に比例していない。

よって、棟あたりの戸数が多い物件ほど、効率的な管理ができるので、マンション管理会社にとっては美味しいということになる(もちろんそうではないケースもあろうが)。

 

では、「棟数当たりの戸数」の割合が多い管理会社はどこなのか?

管理戸数1万戸以上の事業者で「棟数当たりの戸数」の割合が多いTOP10は次の通り。

1位は、総合商社双日(株)の100%子会社。
2位は、東京、神奈川を中心とする首都圏でマンション事業を展開している新興デベロッパーのゴールドクレストの管理会社。

  • 1位:双日総合管理:109 戸/棟(=26,078 /240 )
  • 2位:ゴールドクレストコミュニティ:105 戸/棟(=12,356 /118 )
  • 3位:総合ハウジングサービス:95 戸/棟(=43,182 /456 )
  • 4位:長谷エコミユニテイ:91 戸/棟(=249,397 /2,727 )
  • 5位:名鉄不動産:81 戸/棟(=15,219 /189 )
  • 6位:東京建物アメニティサポート:79 戸/棟(=36,795 /463 )
  • 7位:エステム管理サービス:78 戸/棟(=13,397 /172 )
  • 8位:大阪ガスコミュニティライフ:75 戸/棟(=33,727 /450 )
  • 9位:日綜コミュニティ:74 戸/棟(=17,491 /236 )
  • 10位:浪速管理:73 戸/棟(=52,894 /723 )

(本日、マンション広告3枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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