不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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通勤電車の混雑率ランキング(平成25年度)

全国エリア別!通勤電車の混雑率ランキング(2020年度) もご覧ください。

通勤ラッシュ
都心に大規模マンションが建つと、当然ながら通勤電車の混雑率も上がる。
少し古くなるが、国土交通省鉄道局が2012年10月1日に公表した資料によれば、次図のとおり、三大都市圏の混雑率は、過去30年間で最も低い数値となっている。
主要区間の平均混雑率の推移
ただ、このグラフ、よく見ると横軸が等間隔ではない。
折れ線が急降下しているS50年度からH15年度が5年間隔であるのに対して、H16年度以降は1年間隔だ。
また、縦軸は0%からではなく、70%から始まっているので、折れ線の下降状態(混雑改善状態)が強調されている。
より客観的に可視化すべく、横軸を等間隔に、縦軸を0%となるように修正し、東京圏・大阪圏・名古屋圏のデータを一つにまとめたのが次のグラフだ。
主要区間の平均混雑率の推移
大阪圏と名古屋圏は、1975年度以降、混雑率が徐々に改善されてきているが――
東京圏だけは、2003年以降、混雑率がなかなか改善されていない状況が読み取れる。
ちなみに、混雑率150%というのは、「広げて楽に新聞を読める」状況。
混雑率の目安


国交省鉄道局のホームページに掲載されている主要区間の路線の混雑率データ(平成25年度)をもとに、東京圏、大阪圏、名古屋圏それぞれについて、混雑率の高い順に路線を並べておいた。
マンション選びのご参考に!

もくじ


東京圏における主要区間の混雑率(ワースト31)(平成25年度)

混雑率200%(電車がゆれるたびに体が斜めになって身動きができず、手も動かせない)ワースト1は、京浜東北線【上野 →御徒町】。
これに、東西線【木場 →門前仲町】と総武線(緩行)【錦糸町 →両国】が199%で続く。
混雑率180%(折りたたむなど無理をすればば新聞を読める)を超えるのは8区間。

  • 1位:JR東日本_京浜東北線【上野 →御徒町】200%
  • 2位:東京地下鉄_東西線【木場 →門前仲町】199%
  • 3位:JR東日本_総武線(緩行)【錦糸町 →両国】199%
  • 4位:JR東日本_中央線(快速)【中野 →新宿】194%
  • 5位:JR東日本_横須賀線【武蔵小杉 →西大井】193%
  • 6位:小田急_小田原線【世田谷代田 →下北沢】188%
  • 7位:東急_田園都市線【池尻大橋 →渋谷】183%
  • 8位:JR東日本_東海道線【川崎 →品川】183%
  • 9位:JR東日本_総武線(快速)【新小岩 →錦糸町】178%
  • 10位:東京地下鉄_千代田線【町屋 →西日暮里】177%
  • 11位:東京地下鉄_半蔵門線【渋谷 →表参道】175%
  • 12位:JR東日本_常磐線(快速)【松戸 →北千住】167%
  • 13位:東京地下鉄_有楽町線【東池袋 →護国寺】165%
  • 14位:東急_東横線【祐天寺 →中目黒】164%
  • 15位:JR東日本_常磐線(緩行)【亀有 →綾瀬】164%
  • 16位:京王_京王線【下高井戸 →明大前】163%
  • 17位:西武_池袋線【椎名町 →池袋】159%
  • 18位:西武_新宿線【下落合 →高田馬場】157%
  • 19位:東京地下鉄_丸ノ内線【新大塚 →茗荷谷】157%
  • 20位:東京都_新宿線【西大島 →住吉】155%


  • 21位:京成_押上線【京成曳舟 →押上】153%
  • 22位:東京地下鉄_日比谷線【三ノ輪 →入谷】153%
  • 23位:東京地下鉄_銀座線【赤坂見附 →溜池山王】153%
  • 24位:東武_伊勢崎線【小菅 →北千住】148%
  • 25位:東京都_三田線【西巣鴨 →巣鴨】147%
  • 26位:京王_井の頭線【池ノ上 →駒場東大前】140%
  • 27位:京急_本線線【戸部 →横浜】138%
  • 28位:東武_東上線【北池袋 →池袋】137%
  • 29位:京成_本線線【大神宮下 →京成船橋】134%
  • 30位:東京都_浅草線【本所吾妻橋 →浅草】113%
  • 31位:JR東日本_中央線(緩行)【代々木 →千駄ヶ谷】91%


大阪圏における主要区間の混雑率(ワースト20)(平成25年度)

ワースト1の神戸本線【神崎川 →十三】の142%は、首都圏だと26位。
混雑率142%は「広げて楽に新聞を読める(150%)」にも満たない。

  • 1位:阪急_神戸本線【神崎川 →十三】142%
  • 2位:阪急_宝塚本線【三国 →十三】139%
  • 3位:近鉄_奈良【河内永和 →布施】135%
  • 4位:大阪市_御堂筋【梅田 →淀屋橋】135%
  • 5位:近鉄_大阪【俊徳道 →布施】133%


  • 6位:JR西日本_片町【鴫野 →京橋】131%
  • 7位:阪急_京都本線【上新庄 →淡路】129%
  • 8位:南海_高野【百舌鳥八幡 →三国ヶ丘】125%
  • 9位:JR西日本_阪和(快速)【堺市 →天王寺】124%
  • 10位:近鉄_南大阪【北田辺 →河堀口】123%


  • 11位:近鉄_京都【向島 →桃山御陵前】123%
  • 12位:南海_南海本線【湊 →堺】123%
  • 13位:JR西日本_大阪環状【鶴橋 →玉造】121%
  • 14位:京阪_京阪本線【野江 →京橋】116%
  • 15位:JR西日本_東海道(緩行)【茨木 →新大阪】112%
  • 16位:阪神_本線【出屋敷 →尼崎】110%
  • 17位:JR西日本_東海道(快速)【茨木 →新大阪】108%
  • 18位:大阪市_谷町【谷町九丁目 →谷町六丁目】107%
  • 19位:大阪市_堺筋【日本橋 →長堀橋】107%
  • 20位:大阪市_四つ橋【難波 →四ツ橋】106%


名古屋圏における主要区間の混雑率(ワースト8)(平成25年度)

ワースト1の東山【名古屋 →伏見】の139%は、首都圏だと27位。
混雑率139%は「広げて楽に新聞を読める(150%)」にも満たない。

  • 1位:名古屋市_東山【名古屋 →伏見】139%
  • 2位:名鉄_本線 (東 )【神宮前 →金山】138%
  • 3位:名鉄_本線 (西 )【栄生 →名鉄名古屋】138%
  • 4位:近鉄_名古屋【米野 →名古屋】133%
  • 5位:JR東海_中央【新守山 →大曽根】129%
  • 6位:名古屋市_名城・名港【金山 →東別院】127%
  • 7位:JR東海_東海道【枇杷島 →名古屋】121%
  • 8位:名古屋市_鶴舞【塩釜口 →八事】113%

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