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あなたは500円分のクオカードと引き換えに、自分の個人情報を売りますか?
こういう質問を投げかけると、多くの人は「自分の個人情報はそんなに安くない!」と憤慨されるのではないだろうか。
でも、本日のような物件情報が一切掲載されていないアンケートだけのチラシ(B4サイズ)を見た人はどう反応されるだろうか?
○○(=デベロッパー名)の分譲マンション 「△△」シリーズ
「住まい・暮らし」アンケート
- 分譲マンションに関するアンケートにご協力ください。
- このたび、○○では、より良い商品づくりの為、皆様の住まいに関するご意見・ご要望などをお聞かせ頂きたくアンケートを実施させていただいております。
- 謝礼 アンケートにお答えいただいた方全員に 500円分のクオカード贈呈
「よっしゃ、より良い商品づくりに役立つなら、アンケートに協力しようではないか。しかも500円分のクオカードがもらえることだし」と思われた方、チラシ裏面右下隅に小さな文字で記された、個人情報の取り扱いの説明をよく読んでほしい。
お客様の個人情報の利用目的について
弊社は、個人情報保護法を遵守し、弊社または弊社グループ企業が行う次の事業(※)に関するご案内・ご提案、契約の締結・履行、アフターサービスの実施、お客さまへの連絡・通信、新しい商品・サービスの開発、およびお客さまに有益と思われる情報の提供などのために、お客さまの個人情報を利用させていただきます。
お客さまに有益と思われる(と売主が勝手に判断した)情報の提供のために、住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報を利用する(営業攻勢をかける)ことを許諾する内容となっている。
たった500円分のクオカードと引き換えに、営業攻勢にさらされたいと思う人は少ないと思う。
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