新宿駅直通18分、駅徒歩9分。総戸数450戸、17階+15階+9階建。販売戸数15戸、3LDK(75.43m2)〜4LDK(104.79m2)。販売価格3,340万円〜4,980万円。平成17年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の当月)。
竣工月を迎え、売れ残り15戸の大規模マンション。
現地案内図に立体的に描かれている本物件を見ると、3棟コの字型の配棟マンションであることがわかる。
北側の棟が17階建て、南側の棟がそれより若干低い15階建て。それら北棟(17階)と南棟(15階)を東側で9階建ての棟がつなぎ、コの字型を形成している。
チラシを見るときは、とかく間取り図に目がゆきがちだが、マンションの配棟もよくチェックする必要がある。
本物件のようにコの字型の配棟だと、3方がマンション棟に囲まれているから通風がよくない。
特に気をつけなければならないのは、日照環境だ。コの字の下側(=南側の棟)であれば、全く問題ないのだが、東棟は午後になれば日が当たらない。
最悪なのはコの字の上側(=北側の棟)の東端部の低層階住戸だ。東側の棟が邪魔しているので日照時間が少ない。
北側棟の東端部の低層住戸は、日照環境が劣後するだけではない。プライバシーの確保も難しい。東側の棟の共用廊下を歩く住民の視線を常に受けるからだ。
コの字型の配棟は、限られた敷地に住戸を効率よく詰め込むことができるので、デベロッパーの事業採算性を高めることはできても(結果的に分譲価格を抑える効果はあるが)、居住環境の面からは好ましくない。