金曜日、マンション・チラシ4枚。
金曜日にしては、チラシの枚数が少ない。先週の金曜日も6枚と少なかった。年末はチラシをばら撒くほどには、効果がない時期ということなのだろうか?
- 8月20日(金)の物件と同じ。
新宿駅直通17分、駅徒歩9分。総戸数290戸、30階建のタワー型マンション。平成16年9月14日竣工(3ケ月後)。
「○○マンション・クリスマスフェスタ!」として、女性親子歌手の写真とともに来場者へのスピードくじプレゼントが並んでいる。チラシの色使いも緑と赤のクリスマス・カラーだ。
- 1等:人気テーマパーク・ペアチケット(5組10名様)
- 2等:商品券5,000円分(15名様)
- ○○マンション・オリジナルグッズ(もれなくプレゼント)
チラシには、5つもの物件が詰め込まれて紹介されている。5つの物件の外観写真(一部はCG)はあるものの、肝心の間取図は、たったの1つしか掲載されていない。
これでは、情報が不足していて、物件の良否が判断できない。
オマケで予約客を募る手法はハリポタ本とどこか似ている。
本の場合は、装丁とタイトルと目次を見て購入する人が大半だ。実際に読んでみて、がっかりさせられることがあっても、千円程度の買い物であれば、たとえオマケに釣られて買ってしまったとしても許されるのだ。
でも、高額なマンションを選ぶときに、オマケ(スピードくじ)と装丁(外観写真)とタイトル(マンション名)と目次(物件概要)だけで購入を決断する人はいない。
女性親子歌手の写真をチラシに掲載することは、その広告宣伝費が分譲価格を押し上げることはあっても、マンションの品質を高めることは決してない。
デベロッパーには中身で勝負して欲しいものだ。