不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


民間建築物「吹付けアスベスト」飛散防止対策状況の推移

※投稿20年12月26日(更新24年1月26日)

国交省は毎年、建築物防災週間にあわせて年2回実施している「民間建築物における吹付けアスベスト等飛散防止対策に関する調査の結果」を公表している。

「調査結果概要(報告)」として、前回の調査結果と合わせて、民間建築物における吹付けアスベスト等の飛散防止対策状況が表形式データで記されている(次表)。

調査結果概要



上表を見て「そうか、分かった!」という人はほとんどいないのではないか。

この調査は、1956年から1989年までに施工された民間の建築物のうち大規模(概ね1,000m2以上)の建築物を対象に、年2回(3月と8・9月)実施されている。

そこで、過去に公表されたデータもひも解き、2008年以降の3月データを可視化したのが次図。

民間建築物における吹付けアスベスト飛散防止対策状況

毎年対策済み(対策予定を含む)の建築物が増えてきて、23年は95.6%に達している。

ただ、調査対象建物は概ね1,000m2以上なので、小規模な建物は含まれていないことに留意する必要がある。

あわせて読みたい

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.