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中国版Airbnb|住百家の登録件数初の減少

中国版Airbnb登録物件数の観測結果(11月20現在)。

ざっくり言うと


【サイト別】住百家の登録件数 初の減少▲6.8%

中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。

東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。

これまで順調に登録件数を伸ばしていた住百家が初めて減少(先月比▲6.8%)。

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サイト・地域別に見ると(次図)、住百家の登録件数は、東京(1,638件)が大阪(1,572件)を若干上回っている(11月20日現在)。

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【地域別】中国版Airbnbの登録件数 大阪が東京を逆転

3つのサイトの合計登録数の推移を地域別に見ると、大阪(2,948件)が東京(2,906件)を逆転した(次図)。

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※同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている場合があるので、3つのサイトの登録数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。

 

【Airbnbとの比較】Airbnb登録件数に対して中国版Airbnbの割合は2割

現状では本家Airbnbに比べて、中国版Airbnb登録件数はまだ少ない(次図)。 

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(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)

 

本家Airbnbに対する中国版Airbnbの割合はこれまで増加傾向にあったのだが、2カ月連続約2割で足踏み状態ののち、遂に減少に転じた(次図)。

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(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)

 

地域別にみると、本家Airbnb、中国版Airbnbともに登録件数の増加が鈍り出した(次図)。

新宿区が”闇民泊の撲滅に向けた”検討会議を始めたことや(新宿区の「民泊問題対応検討会議」の狙いは民泊推進にあらず)、京都市だけでなく大阪市も「違法民泊通報窓口」を開設したこと、京都市長の「住居専用地域にある集合住宅の民泊は認めない」発言が影響しているのだろうか。

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