国交省は11月18日、「羽田空港機能強化に係る今後の情報提供について」をリリース。住民説明会の開催予定(16年11月現在)が公開された。
説明会は新飛行ルート近くの16か所で開催
説明会は、次図のように新飛行ルート近く(江東区総合区民センターを除く)の全16か所での開催が予定されている(16年11月現在)。
時間を作って参加しよう!
後で「知らなかった!」とならないよう、時間を作って参加しよう。
具体的な開催予定は次のとおり(11月18日現在)。
- 1/11(水)タワーホール船堀(江戸川区船堀)
- 1/14(土)大田区役所本庁舎(大田区蒲田 )
- 1/18(水)総合区民センター(江東区大島)
- 1/28(土)殿町小学校体育館(川崎市川崎区殿町)
- 2/11(土・祝)アトレ大井町(品川区大井)
- 2/15(水)田道住区センター(目黒区目黒)
- 2/25(土)フクラシア品川(港区港南)
- 3/1(水)産業振興センター2(中野区中野)
- 3/11(土)地域交流センター(渋谷区恵比寿西)
- 3/15(水)ココネリ(練馬区練馬)
- 3/24(金)南長崎第四区民集会室(豊島区南長崎)
- 3/29(水)志村坂上地域センター(板橋区小豆沢)
- 4/1(土)新宿駅西口広場(新宿区西新宿)
- 4/22(土)キュポ・ラ本館棟(川口市川口)
- 4/25(火)赤羽北区民センター(北区赤羽北)
- 5/10(水)中央公民館(和光市中央)
今年度の説明会も「オープンハウス型」だけ
今年度の説明会は、昨年度に続く第2弾。
残念ながら今年度の説明会も、「オープンハウス型」だけ。
職員が、来場者に対し、説明パネルや映像資料、パンフレットなどを用いてフェイス・トゥ・フェイスできめ細やかに情報提供できるメリットはあるが、「教室型」と異なり、多数の意見交換による問題意識の共有化ができない。
まあそのほうが、国交省にとっては都合がいいのかもしれないが。
ちなみに、昨年度の説明会の累計来場者数はたったの1万1千名。
しかも、「オープンハウス型」の説明会だったので、「新宿駅西口広場」や「渋谷ヒカリエ」にふらっと来た人も”来場者”としてカウントされた数字だ(「新飛行ルート問題」説明会来場者数と騒音レベルを可視化してみた)。
ルート直下の多くの住民が騒音の影響を受けることになる割には、”来場者”1万1千名というのは少なくないか。
手前味噌で恐縮だが、筆者が公開している「羽田新到着ルート」マップには11月21日現在8,000回を超えるアクセスがある(自分の住んでいるところが「新飛行ルート」の直下にあるかどうか調べられる地図を作ってみた)。
国交省は、新飛行ルート直下の住民に本気で周知する気があるのだろうか。
羽田の新飛行ルート問題をほとんんど報じていないマスメディアにも問題があると思うのだが。