マンション、住宅販売業者の新聞折り込みチラシなどを多く手掛けていた山映(東京)が破たん。
杭打ち偽装関連で初の倒産だという。
杭打ち偽装関連で初の倒産発生、広告制作の(株)山映が破産
(前略)チラシなどの広告制作を手掛けていた。マンション・住宅業者を中心に顧客を抱え、平成23年12月には売上高3億155万円をあげていた。しかし、広告の紙媒体の需要縮小で近年は売上は伸び悩み、収益は低迷した。
取引先からの支援でしのいできたが、杭打ち工事データ偽装事件に端を発する旭化成グループの広告自粛の影響で大口販売先からの受注が途絶えて資金繰りが限界に達し、28年1月4日に事業を停止した。(Yahoo!ニュース(東京商工リサーチ) 1月20日)
「杭打ち工事データ偽装事件に端を発する旭化成グループの広告自粛の影響」で倒産したというのだが、杭打ち工事データ偽装事件よりもずっと前から新聞のマンションチラシは減っている。
都内に住む筆者の家に入ってくるチラシ枚数は、次図のように激減しているのだ。
11年前はピークの月で100枚を超えたこともあった。
それが13年度に入ってからは20〜30枚となり、いまや一桁の枚数が定着しそうな激減ぶりである。
新築マンションの主たる購入世代である30代・40代への広告宣伝費が、折込みチラシからネット業界にシフトしている影響が大きい(絶滅寸前! 新築マンションの折込みチラシ)。
(本日、マンション広告2枚!)