不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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大規模マンションの売れ行き不振物件は−

総戸数と売れ残り戸数の関係
敷地のすぐ南側を高架線路が走っている大規模マンション。

【本広告(先着順)】東京駅直通37分、駅徒歩12分。総戸数395戸、15階建。販売戸数60戸、3LDK(72.04m2)〜4LDK(100.75m2)。販売価格2,088万円〜3,948万円、最多価格帯2,600万円台。平成19年6月29日竣工済み(本チラシ掲載日の3カ月前)。

  • 5月10日(木)の物件と同じ。
  • 堂々竣工
  • 今すぐ入居可

竣工して3ヶ月足らず経つのに、まだ60戸(15%)も売れ残っている。
駅までの微妙な遠さと、目の前を電車が走っているのが売れ行き不振の原因なのだろうか。


さて、本物件のような、大規模マンションの売れ行き不振物件はどのくらいあるのか?
リクルート社のフリーマガジン「首都圏版 マンションズ(9月18日号)」に掲載されている物件のうち、「即入居」可能な物件全211件のデータを整理してみた。
総戸数100戸規模では、売れ残り住戸の割合にかなりバラツキがある(グラフ参照)。
総戸数200戸以上に絞り込むと、売れ残りの割合が10%を超える物件は、下記の5件であることが分かった。

  • 売れ残り戸数83戸/総戸数588戸:東京都町田市 駅徒歩14分(※周辺環境が悪い?)
  • 売れ残り戸数60戸/総戸数395戸:千葉市中央区 駅徒歩12分(※目の前に電車)
  • 売れ残り戸数30戸/総戸数262戸:千葉県印旛郡 駅徒歩1分(※都心から離れすぎ)
  • 売れ残り戸数33戸/総戸数231戸:中央区銀座 徒歩8分(※ワンルームマンション)
  • 売れ残り戸数83戸/総戸数219戸:千葉県野田市 徒歩11分(※都心から離れすぎ)
2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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