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羽田新ルート|参院「国土交通委員会」鉢呂吉雄議員(立憲)

第208回 国会参議院「国土交通委員会」(22年6月2日)において、鉢呂吉雄議員(立憲)により「羽田新ルート」関連の質疑があった。

会議録をもとに、テキスト化(約1,700文字)しておいた。

※「国会会議録検索システム」を使って「羽田新ルート」で検索してみたところ、鉢呂吉雄議員(立憲)の質疑応答の記事が抜けていたので作成した(23年4月29日)。


質疑応答のポイント

鉢呂吉雄議員
鉢呂吉雄 参議院議員(立憲民主党、衆院7期⇒参院1期、元農協職員、北大卒、70歳)

鉢呂:超過密な東京都心の上空を通ること、これは再検討すべきでないか

ちょっと順番を変えて、最後の方、1つやります。

東京都心の上空、これが新たに飛行ルートになって、羽田空港に至る、国際線が多いというふうに聞いていますけれども、野党の皆さん、東京都を中心に国会議員の皆さん大変心配して、議員連盟のようなものをつくってやっております。


先般、羽田新ルートで氷塊、氷の塊が落ちたのではないかと、テニスコート上に。これは3時から7時までの間、3個か4個、テニスコート、やっていた方4人いて、周囲からそこに投げ込むような土地の配置になっていない、高いビルは1つあるんだけれども窓が開かない、そういう中で、飛行機の機材から落ちた氷ではないかと。何回か事務段階とも協議をしておるようであります。


当時は、同時刻で国際便のアトランタ発のデルタ航空エアバスA350が960メートル上空、非常に近い、3時、その同時刻ですけれども、あったと。これは、1つは、やっぱりそこの調査をしっかりやってほしいと、これを大臣にお願いをするところであります。


それからもう1つは、落下物はこれまでもあった、まあ実績というか、ものがありまして、落下物対策総合パッケージというものが2018年の3月に取りまとめをして、落下物の対策の強化は非常に、聞いている範囲では、非常に神経使って機材を、飛行機を1つ1つ見て、弱いところはどういうところだ、それを取り替えるとか、それを全部で共有化して、国際便もありますから、そういう形でやっておると。発見されてなくても、その機材が落下してなくなったやつ、こういったものがどこが弱いのか、こういう形もやっておるようです。


ただ、問題は、やっぱり僕も、3時から何回もこの羽田上空、都心上空を通って着陸していますけれども、やっぱりこれだけの人口のあるところに、幾ら効率化優先とはいいながら、あの大きな飛行機、一たび何かあったときに本当に大変な事態になるなと、こう思いますが、やっぱりこれをゼロにするったって、これはなかなかゼロにならないものだと私は思うので、これをどういうふうに考えるのか


どこだって人家等はないことはない、新千歳空港だってやっぱり人家のあるところは通るんですけれども、これだけの超過密な東京都心の上空を通ること、これは再検討すべきでないかと思いますが、最後に大臣の御答弁お願いしたいと思います。

斉藤鉄夫 国交大臣
斉藤鉄夫 国交大臣
(公明党、衆議院議員10期、東工大院卒、元清水建設技術研究所研究員、70歳)

大臣:首都圏全体でこれを担おうという首都圏全体の合意があったものと私は認識

まず初めに、氷塊の落下についてでございますが、3月13日、渋谷区内のテニスコートで氷塊が発見されました。航空機から落下したのではないかとの問合せが渋谷区役所から航空局に寄せられました。


本件については、関係する航空会社から、氷塊が発見されたと思われる時間の前後に新飛行経路を飛行した航空機のいずれについても、着陸後の機体点検時に氷塊の付着や水漏れ等の不具合や異常は確認されなかったとの報告を受けております。

そのため、発見された氷塊が航空機に由来する可能性は低く、航空機に由来するものであるとは断定できないことから、上空を飛行した航空機の脚下げの位置を調査する必要はないものと考えております。


しかしながら、先ほど委員からも御指摘のありました落下物防止対策総合パッケージ、これは国際的に見ても日本のみが行っている、着陸した飛行機を綿密に見て、落下物、こんな小さな落下物もないかというのをやっているのはある意味で日本だけでございますけれども、この落下物防止対策総合パッケージ、不断の見直しと強化を図って、落下物ゼロを目指して取り組んでいきたいと思っております。


それから、新飛行ルートについての私の考え方ということでございますが、これは、これまでの経過、経緯があって、首都圏全体で合意して、東京都も含めて合意していただいて、例えば騒音の被害等をある意味ではこれまで千葉県が担っていたんですが、首都圏全体でこれを担おうという首都圏全体の合意があったものと私は認識しております

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