新築マンション購入の自己資金、皆はどのくらい用意しているのか。
リクルートの住まい領域の調査研究機関である「SUUMOリサーチセンター」が毎年3月に発表している「首都圏新築マンション契約者動向調査」の結果に興味深いデータが掲載されているので可視化してみた。
※投稿22年3月30日(更新24年3月20日:23年データ反映)
平均ローン借入額と平均自己資金比率の推移
平均ローン借入額と平均自己資金比率の推移を可視化したのが次図。
アベノミクスが始まった12年末から平均ローン借入額が上昇し、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」が導入(16年1月)されたあたりから平均自己資金比率が急激に低下し20年に17.9%で底を打つ。その後上昇。23年は21.7%。
自己資金比率の割合別推移
さらに自己資金比率の割合別推移を次図に示す。
「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」が導入(16年1月)されたあたりから、自己資金比率「5%未満」の割合が急激に増加し、20年には4割を超え、その後4割前後で推移している。
一方、「全額キャッシュ」の割合は増加傾向を見せていて、23年に1割を突破した。
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