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羽田新ルート|墨田・葛飾・足立区民にも影響

羽田新ルートが墨田・葛飾・足立区の上空を通過することを認識している区民はどのくらいいるのか?

北風時(全体の約6割)、午前(7時~11時半)・午後(15~19時、うち3時間)の時間帯で1時間当たり23回(2分36秒ごと)に飛行する。

ルート直下での最大騒音レベルは、墨田・葛飾区73dB、足立区69dB。


もくじ

墨田・葛飾・足立区を対象とした飛行経路図がない

羽田新ルートが墨田・葛飾・足立区の上空を通過することを認識している区民はどのくらいいるのか?
国交省が公開している資料(FAQ冊子)では、新ルートと墨田・葛飾・足立区との位置関係が明確に分からない(次図)。

区の境界線を書き込むことで、荒川に沿いながら江東・江戸川区境上空を通過したあと、さらに墨田・葛飾区境を北上し、足立区の上空「約6,000ft(約1,830m)以上」を飛行する計画になっていることが理解できる。

墨田・葛飾・足立区を対象とした飛行経路図がない
「FAQ冊子v5.1.2」P41に、筆者が朱書きで加筆

 

筆者自身これまで、羽田新ルートが通過する13区のなかに、墨田・葛飾・足立区を見込んでこなかった。というのは、国交省が公開している資料でも、墨田・葛飾・足立区を対象とした飛行経路図がなく、江東・江戸川区の飛行経路図の区境で、墨田・葛飾区がわずかに表現されているだけだからだ(次図)。

墨田区を対象とした飛行経路図がない
「FAQ冊子v5.1.2」P106に筆者加筆

墨田・葛飾・足立区民にも影響

C滑走路出発ルートは、北風時(全体の約6割)、午前(7時~11時半)・午後(15~19時、うち3時間)の時間帯で1時間当たり23回(2分36秒ごと)に飛行する(FAQ冊子v5.1.2、P26)。

 

C滑走路出発ルートは、荒川に沿いながら江東・江戸川区境上空を通過し、墨田・葛飾区境を「約4,500~10,000ft(約1,370~3,000m)」の高度で通過。さらに足立区を「約6,000ft(約1,830m)以上」の高度で通過する計画となっている(上2枚の図より)。

 

国交省が公開している飛行騒音データ(次表)によれば、大型機777-300の離陸時の飛行高度4,500ft(1,370m)の地上での騒音レベルは73dB、6,000ft(1,830m)で69dB。

※高度6,000ft(1,830m)69dBまでのデータしか掲載されていないので、10,000ft(3,000m)の騒音レベルは不明。

、大型機777-300の離陸時の飛行高度4,500ft(1,370m)の地上での騒音レベルは73dB
「FAQ冊子v5.1.2」(P51)

 

機体の上昇にパワーを要する出発ルートのほうが、到着ルートよりも騒音レベルが大きいので(次図)、落下物・墜落事故のリスクだけでなく、騒音レベルも馬鹿にできない。

「飛行ルート直下の騒音レベル」と「飛行高度」の関係

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