2016年度の国交省主催の「羽田空港機能強化に関する説明会」は、16回予定されている(羽田新飛行ルート説明会|今年度も「オープンハウス型」だけ)。
今年度最初の説明会が昨日(1月11日)、江戸川区タワーホール船堀で開催された。
「オープンハウス型」の説明会はどんな様子なのか?
気になったので調査に出かけてきた。
ざっくり言うと
- 建物前の交差点で反対派のおじさんたちがチラシを配っていた
- ぷらっと来た人は寄せ付けないような入り口
- 配布資料はホームページで入手可能な情報ばかり
- 広い会場はスカスカ
- 国交省は「寝た子を起こすな作戦」を展開中!?
建物前の交差点で反対派のおじさんたちがチラシを配っていた
開催されている建物前の交差点で、反対派のおじさんたちが、「撤回させましょう!」と小声でささやきながらチラシ(次写真)を配っていた。
チラシの裏面に目をやると、「前進」と記されている。
前進を読もう
「前進」は、革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)の機関紙
チョット引いてしまった。
気を取り直して、タワーホール船堀の会場に向かう。
ぷらっと来た人は寄せ付けないような入り口
説明会が開催されていることを知っていないと、気づかないような門構え(次写真)。
しかも、真正面に受付があるから、ぷらっと来た人には、とっても入りづらい配置だ。
看板には、「羽田空港機能強化に関する説明会」という物々しい表現(次写真)。
「皆さまのご意見をお聞かせください」と記されていても、招待されていない人が入場してもいいのかどうか判断に悩みそう。
入場料はとられないかとか(無料である)。
看板に主催者名(国土交通省)が明記されていれば、悩まずにスーッと入場できると思うのだが(国民視点が欠如しているのでは)。
配布資料はホームページで入手可能な情報ばかり
会場に入ると、受付でさっそく資料を手渡された。
A4サイズ2枚折りのパンフレット「羽田空港のこれから」に、白黒のニュースレター(6枚:創刊号~第6号)とアンケート葉書が挟み込まれている(次写真)。
アンケート葉書以外は、どれもホームページで入手可能な情報ばかり。
広い会場はスカスカ
会場を見渡したときの第1印象。
すっ、少ない・・・・・・。
平日午後の昼間なので、来場者にシニアの男性が多いのはともかく(女性は1名だった)、余りにも人数が少ないのである(次写真)。
もうスカスカ。
⇒拡大写真
国交省は「寝た子を起こすな作戦」を展開中!?
「説明会」とはいうものの、壁に沿ってパネルが並んでいるだけ。
マンションギャラリーと違って、担当者は呼ばれないと近寄ってこない。
パネルの内容は、国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」に掲載されているコンテンツを拡大したようなもの。新たな情報は特に見当たらない。
もちろん、新ルートを飛行するシミュレーション動画もなければ、騒音を実感できる体験装置もない。
柱の陰に隠れた奥まったパネルの前で、反対派(?)の年配の女性が、担当者相手にヒステリックな口調で質問していたのが印象的であった。
こんな調子で、「2016年度は16回説明会を開催しました」と実績を強調されても、なんだかなぁ。
国土交通省は「寝た子を起こすな作戦」でも展開しているのだろうか・・・・・・。
あわせて読みたい
(本日、マンション広告なし)