野村総合研究所(NRI)は12月21日、「NRI未来年表2017-2100」(PDF:646KB)を発表。
近未来の「住宅着工戸数」と「空き家率」の予測値も記されている。
とっても衝撃的な数字だ。
【住宅着工戸数】15年後は4割減
同表にはNRIの予測として、2030年度は「新設住宅着工戸数が54万戸に減少」と記されている。
国交省が定期的に公表している「住宅着工統計」の数字と合わせてみると、54万戸がいかに衝撃的な数字であるかが分かる(次図)。
2015年度の全国の新設住宅の着工戸数が約92万戸。
これが15年後の2030年度には54万戸(58.7%)。4割も減少してしまうのである。
【空き家率】17年後は3軒に1軒が空き家
野村総合研究所は、空き家率も予測している。
2033年度は「空き家数は約2,170万戸、空き家率は30.4%に上昇」と記されている。
総務省が5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査」データと合わせてみると、空き家率30.4%も衝撃的な数字であることが分かる(次図)。
3軒に1軒が空き家という、とっても寂しい世界が17年後に待っているのだ。