不動産経済研究所は11月15日、「10月の首都圏新築マンション市場動向」を発表。
発売戸数が「減」、契約率は「低調」、それでいて価格は「上昇」という、販売サイドにとっても、購入サイドにとっても、よろしくない状況となっていることを紹介した(首都圏新築マンション市場下降中…)。
同発売資料には、価格帯別戸数のデータが掲載されているので、過去のデータも交えて、もう少し深掘りしてみた。
価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)
23区の新築マンションの発売戸数は、5,000万円を境にクッキリと2極化していることが分かる。
ただ、先月と比べると、いくぶん平準化している(次図)。
億ションの発売戸数・率の推移(23区)
15年7月を境に潮目が変わって、15年7月の億ションの発売戸数が435戸と突出したのち、100戸~200戸(10%~20%)で推移していたのだが――
ここにきて4か月連続で70戸台と低迷している。
億ション率(全発売戸数に占める億ション発売戸数の割合)も7%を切っている。
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