不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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新築マンションの販促エリアを千葉から都内にまで拡げた理由

美術館前の幹線道路を挟んで南側に建つ、湾岸エリアの大規模マンションのチラシ。

物件概要

【第4期予告】東京駅直通37分、駅徒歩8分。総戸数153戸、13階建。販売戸数/未定、3LDK(67.89m2)~4LDK(85.95m2)。予定販売価格2,800万円台~4,400万円台、予定最多価格帯3,200万円台(9戸)。平成29年1月下旬竣工(本チラシ掲載日の6カ月後)。

 

新聞半紙大のチラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと、第4期の予告広告であることが分かる。

この物件のチラシが都内に住む筆者のところに入ってきたのは初めてだ。

販促エリアを千葉県から都内にまで拡げたということは、売れ行きがイマイチということなのだろうか?

 

念のため、リクルート社が発行しているフリーペーパー「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いて、この物件の期分け発売の履歴を確認してみた。

 

これまでに発売された累計戸数は94戸、総戸数153戸の約4割。

未販売戸数は59戸だ(次図)。

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第1期から第3期にかけて、発売履歴は次図の通り。

竣工まで残り約6か月。それまでに完売するには少し厳しそうだ。

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都心へのアクセスの悪さだけでなく、徒歩圏内にスーパーや病院がないとか、深夜のサーキット族の騒音とか、塩害とかも気になるところだ。

わざわざ交通利便性が高く、生活環境に恵まれている都内の住民にチラシを配布する効果はあるのだろうか?

ひょっとすると、目の前の美術館に頻繁に通えるので、買うひとが出てくるのかもしれないが・・・・・・。

 

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