LIXIL住宅研究所は5月11日、「住まいにおける女性の決定権に関する調査」(PDF:405KB)の結果を発表。
ざっくり言うと
一戸建て(持ち家)に住んでいる全国の既婚女性500名を対象に、住まいにおける女性の決定権について、2016年3月14日から21日にかけて実施したインターネット調査。
質問は全部で9問。グラフが一切掲載されていないので、読者の興味を引きそうな3問につきグラフで整理してみた。
「場所や間取りなどの最終決定者は夫であった」のは約5割
Q1:今の住まいを建てた(購入した)際、場所や間取り、住宅設備などについて、ご夫妻のどちらが最終的に決めることが多かったと思いますか?
「夫が決めることが多かった 」と「どちらかというと夫が決めることが多かった」の合計が54%。
「最終決定者は夫であった」のは約5割ということだ。
だた、この「約5割」というのは、あくまでも奥様に聞いた回答。夫に聞いてみると違った結果になっていたかも。
※「当時まだ結婚していなかった」と「親から譲り受けた」人は上記グラフから除いた。
約5割の 夫婦が「話し合って建築先(購入先)を決めた」
Q2:現在のお住まいは、夫婦のどちらの意見で建築先(購入先)を決めましたか?
「夫の意見で建築先(購入先)を決めた」が29.3%、「奥さまの意見で建築先(購入先)を決めた」が15.3%、「夫婦で話し合って建築先(購入先)を決めた」が52.4%。
約5割の 夫婦が話し合って建築先(購入先)を決めたのである。
約7割の妻は「夫に対して不満を持たなかった」
Q5:住まいを建てた(購入した)とき、夫に対してどのような不満を持ちましたか?
約7割(67.7%)の妻は、夫に対して不満を持たなかった。
不満を持った3割のうち最大の不満は「もっと相談に乗ってほしかった(相談しても適当な返事をした)」(12.5%)であった。
これから住まいを建てる(購入する)家庭では、夫はシッカリと妻の声に耳を傾けよう!
なお、このネット調査で回答したのは若い夫婦の妻だけというワケではない。各世代(30・40・50・60代)125名(計500名)による回答だ。
地域的には関東が155人(31%)と最も多い(次図)。
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