不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


四字熟語ならぬ”四字住語”

今週の火曜日に発行されたSUUMO首都圏版を眺めていて、気づいたことがある。

 f:id:flats:20160517171611p:plain
photo by eltpics

 

紙面の前のほうに、四字熟語ならぬ”四字語”が、3分の1ページほどのスペースに掲載されているのだ。

映像陶酔(えいぞうとうすい)

マンションのモデルルームで上映されるシアターの映像に圧倒され、酔いしれるさま。

ちょっぴりクスッとさせられる。

SUUMOのバックナンバーを確認すると、どうも今年度から連載が始まったらしい。

 

これまでに掲載された6つの住語も抜粋しておこう。

  • 年収鯖読(ねんしゅうさばよみ)
    モデルルームで年収を聞かれた夫が、なぜか実際よりも多く申告しているさま。

  • 後出条件(あどだしじょうけん)
    途中で、妻が「やっぱりこれも」 聞いてないよ~という条件をどんどん追加するさま。

  • 落選発起(らくせんほっき)
    買おうと思った物件の抽選に外れ、突然あせりモデルルームを回るなど頑張り始めるさま。

  • 角戸願望(すみっこがんぼう)
    明るさや風通しを重視するあまり、「とにかく角住戸でなきゃいや!」とこだわるさま。

  • 月額無差(げつがくないさ)
    マンションは階数の差で数十~百万円ほど価格が変わるが、月額の支払いは数百円だけ。

  • 高層妄想(こうそうもうそう)
    タワーマンションの眺望に憧れを抱きすぎて高層階を狙い、予算オーバーしてしまうさま。

モデルルームでの”あるある”を活写した言葉が多い。

 

筆者も4つ考えてみた。

  • 安居苦行(あんきょくぎょう)
    安普請に住んで苦しんでいるさま。
    漢書の「
    安居楽業よい政治が行われ、人々の生活が安定していること)」をひねってみた。

  • 大将高所(たいしょうこうしょ)
    高層住戸に住んで威張っているさま。
    大所高所」をひねってみた。

  • 汗夫充棟(かんぷじゅうとう)
    夫が懸命に働いて、住宅ローンを返しているさま。
    汗牛充棟(牛が汗をかくほどの重さ、棟までとどくほどの量の意から、蔵書が非常に多いことのたとえをひねってみた。

  • 移報民泊(いほうみんぱく)
    違法民泊を当局に通報するさま(違法民泊の監視は「近隣住民・宿泊者等からの通報」に頼らざるを得ない?
    火災報知設備が火災を感知すると、その警報信号を自動的に警備会社やエレベーター制御機器などに伝えることを「移報」という。
     

よろしければ、座布団代わりにブックマークボタンやいいねボタンを押してやってください。煽豚登木。

(本日、マンション広告なし)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.