「実録!Airbnbとタワーマンション住民との攻防」や「実録!Airbnbに感染したタワーマンション 」のブログ記事を投稿して以来、マスメディアから、「Airbnbマンションの具体的なトラブル事例を教えてほしい」といった類の照会をよく受ける。
住民とのトラブル事例ではないが、トンデモナイ事例を紹介しよう。
東京23区Airbnbで利用料が安い物件はどれくらいあるのか調べていたら、トンデモナイ物件を発見したという話だ。
23区内で1泊2千円以下の格安Airbnb物件を検索してみると、その多くはシェアルームであることが分かる(次図)。
「ふ~ん、シェアルームだと、渋谷でも1泊2,000円以下で泊まれるんだ・・・・・・」と思いながら検索を続けていると、都心部(渋谷区ではない)なのに1泊1,300円台の物件を3つも発見(次図)。
さすがに安すぎる。
なぜ、こんなに安いのか?
上図に表示された1,921円の1物件を含む4つの物件は、すべて1人の若い女性が運営していることになっている。
「2015年08月からメンバー」になったという、その若い女性ホストの紹介ページには、英語と日本語で、次のように記されている。
マッサージが得意な女性?
マッサージ師は「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格が必要だが、マッサージ・セラピストは特に資格がなくてもできる(さまざな団体の認定資格はあるが)。
宿泊者のレビュー(感想)を見ていくと、ある日本人男性の感想に目が止まる。
カーテンで仕切られたスペースにベット(185×70 cm)しか置いていないから、 1泊1,321円の激安料金なのか???
さらに他の宿泊者のレビューを読んでいて、上海から来た若い中国人女性の文章で、ようやく納得。
日本語にすると、次のような意味のことが書かれている。
場所の割には格安だけど、宿泊者はよく眠れないことでしょう。なぜなら、ここはマッサージハウス。深夜にお客が来て、カーテン1枚隔てて・・・
掲載されている写真を見る限り、共用の流しや電子レンジ、洗濯機やシャワーブースはあるようだが、カーテンで仕切られたスペースにベットを並べただけの都心Airbnbの激安物件。
マッサージで利益を確保しているのであろうか?
いま、国内のAirbnb物件の一部で、トンデモナイことが起きているのではないのか。
「Airbnb 海外の信じがたいトラブル事例」ほどではないけれど、国内でAirbnbが増加するにつれて、事件・事故が起こらないことを祈ろう。
(本日、マンション広告なし)