人口1万人あたりの自動車盗件数ランキング（千葉県内の市区町村）

本日、マンション広告1枚。

幹線道路沿いの駐車場跡地に建つ、中規模マンション。

【予告広告】秋葉原駅直通22分、駅徒歩6分。総戸数81戸、14階建。販売戸数／未定、3LDK（70.36m2）〜4LDK（85.76m2）。販売価格／未定。平成27年1月中旬竣工（本チラシ掲載日の1年5カ月後）。

※7月14日(日)の物件と同じ。

新聞半紙大のチラシ裏面のキャッチコピー。

凛とした佇まいを演出する外観デザイン
バルコニーのガラスの手摺が印象的な、美しい外観デザイン。周辺の街並みに溶け込みながらも、誇らしさと洗練を醸し出す意匠を目指しました。
また、駐車場にはシャッターゲートを設けました。

駐車場にシャッターゲートは必要なのか？
設計上の耐用年数は10年、ガイドレールの樹脂は約5年で交換が必要（LIXIL鈴木シャッターホームページより）。
維持管理費はバカにならない。マイカーを持たない人にとっては、容認しにくい出費ではないだろうか。

シャッターゲートの設置目的は、子どものイタズラ防止というよりも、盗難防止だろう。
そもそも、このマンションが建つ、千葉県市川市（人口で第4位）はそんなに治安が悪いのか？
千葉県警察のホームページに掲載されている「刑法犯認知件数の推移」データを多い順に並び替えてみると、市川市は第3位（第1位：船橋市、第2位：松戸市）。
刑法犯認知件数の推移（千葉県内ワースト10）
たしかに、刑法犯認知件数は多い。

ただ、人口1万人あたりの自動車盗件数を見ると、市川市は、千葉県の61市区町村のなかで第37位（1.8件）とかなり少ない（下記参照）。

まさか、将来の都市のスラム化を見越して、シャッターゲートを設置したということではあるまい。