不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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児童公園が隣接していても、住み心地はイマイチ


本日、マンション広告4枚。

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駅チカの商業地域に建つ、小規模マンション。

【第1期 本広告】秋葉原駅直通4分、駅徒歩2分。総戸数30戸、11階建。販売戸数17戸、2LDK(56.27m2)〜3LDK(68.09m2)。販売価格3,988万円〜6,088万円。平成25年1月竣工済み(本チラシ掲載日の3カ月前)。

3カ月前に竣工済みの物件なのに、「第1期」販売戸数17戸のチラシ。
年度内に売り切ることができなかったこの物件は、13戸が未販売(総戸数の約4割)。
駅に極チカなのに、なぜ、これほどに人気がないのか?


キャッチコピーは「駅近でありながら、児童公園隣接という解放感」。
マンションの隣に児童公園があるのは確かだが、残念ながら南側ではなく、東側。
リビングに面してバルコニーを確保しているのは、Aタイプ(南西角住戸)だけだ。
Bタイプ(南東角住戸)とCタイプ(北東角住戸)はリビングにバルコニーがないし、窓の半分以上はFIX(開けられない)。
住戸の配置は、こんな感じ。
児童公園隣接マンション
また、Bタイプ(南東角住戸)とCタイプ(北東角住戸)では、洗濯機のある洗面室からバルコニーのある物干しに移動するために、洋室を経由しなければならい。


「ホテルライクな内廊下」も「角住戸率100%」も、商業地域の狭い敷地に住戸を詰め込んだ結果。
児童公園が隣接していても、住み心地がイマイチな角住戸だ。


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