環七沿いに建つ、大規模マンション。
【第1期 本広告】東京駅直通13分、駅徒歩9分。総戸数120戸、13階建。販売戸数58戸、2LDK+S(67.09m2)〜3LDK(77.74m2)。販売価格3,318万円〜4,688万円、最多価格帯3,600万円台(9戸)。平成24年6月中旬竣工(本チラシ掲載日の4カ月後)。
新聞半紙大のチラシ裏面に3つの間取り図が掲載されている。
気になったのは、間取り図の下部に表示された、それぞれの返済プラン。
- Iタイプ(210号室)3LDK/販売価格3,998万円
- 頭金398万円(借入金3,600万円)、ボーナス時支払額0円
- 月々返済(年12回)99,504円
- Fタイプ(1206号室)3LDK/販売価格3,618万円
- 頭金258万円(借入金3,360万円)、ボーナス時支払額0円
- 月々返済(年12回)92,870円
- Gタイプ(208号室)3LDK/販売価格3,338万円
- 頭金138万円(借入金3,200万円)、ボーナス時支払額0円
- 月々返済(年12回)88,448円
Iタイプが販売価格3,998万円に対して、頭金約1割(398万円)で、月々の返済が10万円切り(99,504円)、という設定ならば話は簡単なのだが――
Fタイプの頭金は販売価格の7%(258万円)だし、Gタイプのそれは4%(138万円)とバラバラで、Iタイプの約1割との整合性が見られない。
しかも、それぞれの返済額は92,870円(Fタイプ)、88,448円(Gタイプ)だから、“9万円切り”という販促のメッセージが込められているとも思えない。
では、借入金額に規則性があるのかといえば――
Iタイプ3,600万円、Fタイプ3,360万円、Gタイプ3,200万円からは、規則性は読み取れない。
借入金額には年収制限があるだろうから、月々の返済額に対して、たとえば年収の22%以下として、年収を逆算すると――
Iタイプ、Fタイプ、Gタイプを借金して購入するには、それぞれ540万円、500万円、480万円以上の年収があることが必要だ。
「お客さんの年収500万円であれば、Iタイプは厳しいですが、Fタイプ・Gタイプは試算どおりで購入することができますよ」なんていうセースルトークになるのだろうか・・・・・・。
(本日、マンション広告4枚)