不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


新聞広告の「掲載料金」と「接触率」の関係に見る費用対効果


本日、マンション広告3枚。

【予告広告】秋葉原駅直通9分、駅徒歩6分。総戸数457戸(事業協力者住戸39戸含む)、14階建。販売戸数/未定、1LDK(57.94m2)〜4LDK(92.34m2)。販売価格/未定。平成24年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の10カ月後)。

  • ※10年9月18日(土)・10月23日(土)、11年2月18日(金)の物件と同じ。

鋼板圧延工場の跡地に建つ、大規模マンション。


B3判の折り込みチラシ。
このチラシが入っていた新聞を開くと、22面にも本物件の全面広告が出ている。


折り込みチラシだけでは、思うように集客できないということなのか。
デベロッパーが本日の新聞広告に投じた広告掲載料は、いったいどのくらいなのか?
朝日新聞のホームページにある「広告料金シミュレーター」を使って、以下に推定してみよう。


新聞の広告掲載料金
15段(=1ページ)で、カラー刷り・通常期に同様の広告を東京本社版に掲載する条件で計算すると、一回あたりの広告掲載料は28,665,000円(消費税別)。
3千万円弱!
モノクロでも、24,765,000円(消費税別)。
その差390万円。


では、モノクロ・半ページではいくらか?
11,557,000円(消費税別)と、1千万円を上回る。


広告接触率
3千万円近い新聞広告を出した、この広告の効果はどの程度あるのか?
朝日新聞のホームページの「広告接触率予測ツール」で確認してみよう。
※「広告接触率」とは、「1 確かに見た」「2 見たような気がする」「3 見た覚えがない」のうち、1と2に該当する人の割合のこと。


15段(=1ページ)、カラー刷り、スポーツ面で土曜日の「不動産・物件」の広告接触率は、65.1%。
これが7段(=半ページ)になると58.3%。
1ページ・モノクロの場合は、59.3%。


数字の羅列だと分かりにくいだろうから、掲載料金と接触率の関係をグラフ化してみた。
新聞広告の掲載料金と接触率の関係
15段(=1ページ)・カラーと7段(=半ページ)・モノクロの広告掲載料の差は約1,700万円。
この場合の接触率の差は約13%。
15段(=1ページ)のカラー広告とはいえ、意外とインパクトは少ない。


関連記事


1日1回、応援のクリックをお願いします。

↓ ↓ ↓

blogram投票ボタン

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.