自動車販売店の跡地に建つ、全戸が南向きの大規模マンション。
【第1期本広告】秋葉原駅直通7分、駅徒歩6分。総戸数146戸、15階建。販売戸数110戸、2LDK(54.61m2)〜4LDK(85.93m2)。販売価格3,590万円〜7,080万円、最多価格帯5,400万円台(16戸)。平成23年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の11カ月後)。
新聞半紙大のチラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと、「販売戸数/110戸」と記されている。
第1期で、総戸数146戸の3分の4(110戸)も販売するなんて、ずいぶんと景気のいい売り方ではないか。
どのような特徴があるのか?
秋葉原駅直通7分、駅徒歩6分。ラッシュ時の“痛勤”さえ我慢すれば、交通利便性は良さそうだ。
幹線道路からワンブロック奥まっているから、車の騒音・振動や排気ガスに悩まされることはないし、このマンションの日陰の影響を大きく受ける北側の住居存在や東側の宗教施設が気にならなければ、立地的には悪くない。
建物配置だって、使い勝手の悪いタワーパーキングに目をつぶれば、全住戸が南向きだ。
建物仕様だって、一応、二重床・二重天井なので、「建物の断熱性」「建物の長寿命化」の二つ星(最高は三つ星)までは望むまい。
肝心の価格はといえば、このマンションが建つ区の平均坪単価268万円に対して、205〜222万円となぜか安め(ただし、チラシに掲載されている間取りの最低価格)。
なんだかんだに加えて、「北側の洋室から東京スカイツリーの眺望が楽しめますよ!」というセールストークで決まりか……。
(本日、マンション広告3枚)