不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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ペット対応施設が充実したマンションは愛犬家にとっては喜ばしいが―

東京駅直通6分(快速利用)、駅徒歩12分(敷地入口)。総戸数1,095戸、48階建。販売戸数未定、1LDK(44.10m2)〜3LDK(167.25m2)。予定販売価格2,780万円〜18,320万円、予定最多価格帯5,000万円台。平成18年12月末竣工(本チラシ掲載日の10カ月後)。

  • 10月22日(土)の物件と同じ。

トライスター型で耐震性の高い、超高層大規模マンション。

  • 都内最大級・約625m2のドッグラン
    • 〇〇(=物件名)では、リードを放して、思いっきり走り回らせてあげることができる、都内最大級の広さのドッグランを設置。水飲み場やご主人のベンチも備えています。
  • ペットエントランス&ペット足洗い場
    • 〇〇(=物件名)では、メインエントランスとは別に、ペット同伴の方の入り口を設け、足洗い場や汚物流し、リードフックを設置しています。
  • ペット用エレベーター
    • ペット同伴の方のために、通常の動線とは別のエレベーターを設置。脱臭機能付きです。
    • ※スタッフ用エレベーターと兼用
  • 中型犬クラスまでOKです。
    • 〇〇(=物件名)では、中型犬クラス(体高60cm、体重20kg程度)まで飼育可能の予定です。

超高層マンションをお探しの愛犬家にとっては、理想的なマンションといえるのではないだろうか。
「いま東京で、犬との生活がいちばん似合いそうなタワーマンションといえば、ここだと思います」という、キャッチコピーにもうなずける。
愛犬家にとって、不安材料があるとすれば、「中型犬クラス(体高60cm、体重20kg程度)まで飼育可能の予定です」という、微妙な言い回しだろう。
「飼育可能」とは言い切っておらず、「飼育可能の予定」と曖昧な表現にとどまっている。
文字の小さな注釈を読むと、「飼育可能なペットのサイズや数には制限があり、管理規約を遵守していただきます。詳細は管理規約をご参照ください」となっている。
体重200グラム不足で失格となったスキーの原田選手ではないが、愛犬が成長し20kgに近づいてきたら、買主は緊張の毎日を送らなければならないのか・・・・・・。


このような愛犬家の悩みに対して、犬嫌いの方は、あまり関心を持たないことだろう。
でも、たとえ犬嫌いの方であっても「都内最大級・約625m2のドッグラン」「ペットエントランス&ペット足洗い場」「ペット用エレベーター」に係る建設費が自分の購入する住戸の価格に含まれていることについては、関心を持ってもいいのではないだろうか。
さらに管理規約で、これら犬関係施設の維持管理費用を将来に渡って全員が等しく負担するとなると、受益者負担の原則に反することになるが―。
犬嫌いの方は、ペット対応施設が充実したマンションを購入する際に、愚痴の一つもいいたくなるかもしれませんね。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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