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衆院国土交通委員会が27日、耐震データ偽造問題をめぐり、ヒューザーの小嶋社長への証人喚問を来月17日に実施することを決定した。
日経アーキテクチャ(建築系の専門雑誌)が、読者を対象に実施したアンケート結果(調査期間12月1日〜7日。回答者数567名)によれば、「今回の構造計算書偽造問題は氷山の一角だと思う」と回答した人は、49.7%(282人)と約半分。
回答者の属性別にみると、大手設計事務所69.7%(23人)、意匠設計事務所47.6%(156人)、構造設計事務所40.0%(6人)、建設会社59.3%(51人)が氷山の一角だと回答している。
ここで興味深いのは、構造計算業務の現場に一番近い構造設計事務所が「氷山の一角」と思っている割合が最も低い(40.0%)こと。
ということは、本件は、「氷山の一角」ではなく、かなり特異な事件であったということか―。
来月17日の証人喚問での解明が待たれるところだ。