不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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お知らせ看板が掲げられていない現場

flats2005-11-26

土曜日、マンション・チラシ2枚。

  • 11月12日(土)の物件と同じ。

大手町駅直通16分、駅徒歩10分。総戸数37戸、15階建。販売戸数26戸、2LDK(52.67m2)〜4LDK(86.24m2)。販売価格2,550万円〜4,460万円、最多価格帯3,800万円台。平成19年2月上旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。

幹線道路沿いに建つ、「全戸角住戸」が売りのペンシル型小規模マンション。
前回の記事(11月12日)で指摘した駅徒歩10分表示がまだ訂正されていない。
本物件は、売主が施工も兼ねている。チラシのほうはともかく、現場のほうはしっかりしているのか―。
確認すべく、現地取材してみた。

    • -

竣工がまだ1年2カ月先なこともあり、現場は杭工事の途上にあった。
現場の周囲はシートで囲われている。
現場をぐるっと、一周してみたところ、標識が設置されていないことに気が付いた。
建築物の概要を記した、いわゆる お知らせ看板がない!
近隣住民との紛争の予防と健全な生活環境の維持・向上させるために、多くの自治体が、標識(=お知らせ看板)を設置するよう指導している。
本物件の建つこの区でも、「中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」の施行規則の中で、標識(=お知らせ看板)を設置することを求めている。
標識は、工事が完了するまで設置する必要がある。
なのに、この現場にはどこにも標識が掲げられていない。
ISO9001(=品質マネジメントシステムの国際規格)をうたっているのだから、もう少しシッカリしてほしいところだ。


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