不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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デベロッパーは、天井高さ情報も開示すべし!

大手町駅直通15分、駅徒歩5分。総戸数65戸、14階建。販売戸数16戸、2LDK+S(59.15m2)〜4LDK(82.25m2)。販売価格2,980万円〜5,330万円。平成18年8月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。

  • 6月4日(土)、7月2日(土)の物件と同じ。

B4版2枚を2つ折りにした変則チラシ。仕上がりとしては、B5版・8ページ。全部で8ページも広告スペースがあるのに、何か情報が欠けている。

  • 表紙は、モデルルームの複数の写真でデザインされている。それと「駅徒歩5分」の大きな文字。
  • 2ページ目と3ページ目は、見開きで周辺案内図と公園など12ヵ所の公共施設の写真が掲載されている。
  • 4ページ目と5ページ目には、見開きで4種類の間取り図。
  • 6ページ目には、「眺望」「快適環境」「ペット同居も可能」「セキュリティ」「快適性能」「地震対策」「防音」「広さ確保」といった8項目について、写真と図版と説明書き。
  • 7ページ目は、「新築マンション購入アドバイス」として、今なら住宅取得控除が有利なことや賃貸との対比が謳われている。
  • 8ページ目(裏表紙)には、概観図と駅路線図とゴマ粒大の文字で書かれた物件概要。

日ごろ建築関係の仕事をしている感覚からいえば、平面図(=間取り図)だけで建物の概要を説明することには違和感がある。配置図や断面図も不可欠だ。
配置図があれば、各住戸の位置関係や駐車場・エントランス・エレベーターなどの動線が読み取れる。
各住戸の位置関係がわかれば、建築に明るくない人でも、どの住戸が日照・通風に優れているかとか、騒音源となりやすいエレベーターからどの程度離れているかとかいったことが容易に判断できる。
また、断面図があれば、天井高さや階高がわかる。
分譲価格と関連性が高い専有面積に関心を示す人は多いが、天井高さ(または階高)に関心を持つ人はそれほど多くない。平面的な広がりだけでなく、高い天井といった3次元的な広がりがあって、はじめて室内の広さを実感することができる。
高い天井(高い階高)を確保するには、太い柱や梁が必要であることから、専有面積と同様に分譲価格に影響する。分譲価格に敏感に反応する人は、専有面積だけでなく、天井高さ(または階高)についてもっと関心を持ってよい。
でも、天井高さ(または階高)の重要性については、デベロッパーの情報非開示の姿勢が功を奏してか、一般にほとんど認識されていない。
車の宣伝でも、天井高さは差別化要素のひとつだ。デベロッパーは、天井高さ(または階高)情報を開示すべし!

(本日、マンション2枚)

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2019年6月1日、このブログ開設から15周年を迎えました (^_^)/
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