不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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第2期に向かって販売単価が高めに収束

販売単価の推移


金曜日、マンション広告12枚。

  • 9月13日(土)、11月29日(土)の物件と同じ。

【第2期予告広告】秋葉原駅直通4分、駅徒歩2分。総戸数88戸、14階建。販売予定戸数10戸、2LDK(53.92m2)〜3LDK(81.11m2)。販売予定価格4,200万円台〜6,300万円台、販売最多予定価格帯4,600万円台。平成21年11月下旬竣工(本チラシ掲載日の10カ月後)。

幹線道路沿いに建つ駅チカの中規模マンション。
予定ではあるが、販売戸数も販売価格も開示されている。


4,200万円台〜6,300万円台というのは、結構いい値段だ。
m2当たりに換算すると約78万円/m2。
「万円台」と表現されているので、4,299万円(53.92m2)や6,399万円(81.11m2)の場合もあり得ること考慮すると、m2単価は最大で79.7万円/m2(=4,299万円÷53.92m2)
不動産経済研究所が1月20日に発表した「首都圏のマンション市場動向(2008年12月度)」によれば、23区の平均分譲単価は74.7万円/m2。
この物件の販売単価(約78〜80万円/m2)は、23区の平均分譲単価(74.7万円/m2)よりも4〜7%高い。
環境劣悪な幹線道路沿いで、平均専有面積68m2の狭い物件とはいえ、駅チカで、秋葉原駅直通4分(あるいは六本木駅直通23分)という交通の便の良さが強気な価格設定となっているのだろう。


第1期販売(20戸)と今回の第2期予定販売(10戸)の販売単価の変化をグラフにしてみると、興味深いことが分かる。
第1期20戸の販売単価の幅が16%(72.3〜83.8万円/m2)もあったのに、第2期10戸では1%(77.9〜78.9/m2)に収束しているのだ(右上グラフ参照)。
第1期の販売実績やモデルルームでの反応などで、この物件の相場観が得られたということなのだろうか・・・・・・。


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