木曜日、マンション・チラシ1枚。
- 3月8日(火)、6月3日(金)、7月1日(金)の物件と同じ。
東京駅直通8分、駅徒歩8分。総戸数869戸、47階建。販売戸数440戸、1LDK(42.79m2)〜4LDK(171.54m2)。販売価格2,860万円〜1億8,540万円、最多価格帯4,900万円台。平成19年11月下旬竣工(本チラシ掲載日の2年5カ月後)。
本日木曜日は、2年以上先に竣工する大型の超高層マンションのチラシが1枚。
チラシの数は、金曜日が圧倒的に多く、その次に土曜日が続く。たまに木曜日や月曜日に折り込まれるチラシもあるが、まれだ。それ以外の曜日は、祝日が絡んでいなければ、まずチラシが入ることはない。
以上は、筆者が住んでいる都内某区の限定情報ではあるが、1年あまりの「定点観測」から得られた結果だ。
ここ数カ月は、チラシの枚数が少ない。
一般に、旧型の家電製品の在庫を一掃する前に、新型製品を発売してしまうと、旧型製品の価格下落に拍車がかかる。
デベロッパーは、2004年度完成済みの売れ残り物件をさばくことに注力し、新築物件のPRを控えているということなのだろうか・・・・・・。
不動産経済研究所が2005年6月14日に発表した「首都圏のマンション市場動向(2005年5月度)」によると、「供給は5ヵ月連続前年同月割り込むも、減少幅が縮小」しているそうだ。
『マンション・チラシのデータベース』でみても、2005年6月の月間のチラシ枚数は、昨年同月に比べて、約6割(=41枚÷69枚)と少なくなっている。
過去1年間のチラシ枚数の推移から、その特徴を以下に考察すると――。
8月と12月は、チラシ枚数が激減する
8月はお盆休みという国民的行事がある上に、暑い最中にモデルルームに出かける気にならないし、12月は年末の気ぜわしい時期にマンションを検討する余裕がないということなのだろうか。
それらに呼応するように、チラシの枚数も少ない。
9月・10月に月間チラシ枚数がピークを迎える
秋に向かって、モデルルームめぐりをしやすい季節。8月の休眠時期から、一気にチラシ枚数が年間のピークを迎える。
年度末の引越し、子供の転校のことなどがそれほど遠いことではなく、イメージしやすい時期だ。
<本日の結論>夏はモデルルームめぐりに絶好の季節だ
来場者が少ない夏場あたりに、じっくりとモデルルームめぐりをして、選別眼を養おう。
年度末の竣工物件であれば、マンションの躯体も徐々に立ち上がってくる頃だから、現場に行けば、外部から工事の状況をチェックすることが可能だ。