不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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バルコニーの奥行きは2mがベスト


先月竣工して、まだ1割(=3戸÷27戸)が売れ残っている小規模マンション。

大手町駅直通5分、駅徒歩8分。総戸数28戸(管理室1戸含む)、5階建、2LDK(49.64m2〜54.45m2)。平成16年11月末竣工済み(先月)。

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として、「期間内にご契約いただいたお客様に限り」ホームシアターセット、プラズマTV、ノートパソコン、エアコン、電子レンジ、洗濯機、CDコンポ、冷蔵庫、ソファセット、ダイニングセットがプレゼントされるようだ。

都心へのアクセスが良い割に、売れ残っている理由はなんだろうか?
ひとつには、424戸も供給過剰の清澄白河駅エリアである(「週刊エコノミスト」10月26号)こと。
二つ目は、専有面積が約50m2と狭いこと(独身またはDINKSを販売層として計画されたものと思われる)。
三つ目は、南東向きで日当たり的魅力に欠けること。しかも地図で見る限り、東南面には、建物が迫っている。


南東向きの居間への日射の差込具合について
バルコニーの出を2.0m、天井高さ2.4m、地域を東京として計算してみた。
夏至には、太陽高度が高いため、居間に日射が差し込まないし、逆に、冬至には、太陽高度が低いため、6.4mも日が差し込む。春秋分では0.5m。南東向き住戸とはいえ、そんなに悪いわけではない。
ちなみに、バルコニーの出が2.5mだと、冬至の日射の差込は5.9mに減るし、春秋分には、日差しが差し込まない。
<計算結果>

  • 夏至:なし(なし)<太陽の高度:70度>
  • 春秋分:0.5m(なし)<太陽の高度:44度>
  • 冬至:6.4m(5.9m)<太陽の高度:16度>

※カッコ内は、バルコニー奥行きが2.5mの場合


バルコニーの奥行きは2mがベスト
バルコニーの奥行きは、経済合理性の観点からは、延べ床面積に算入されないぎりぎりの、2メートルの奥行きあるバルコニーを備えたマンションがベストだ。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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