小泉今日子著『黄色いマンション 黒い猫』を読了。
特にキョンキョンのファンというわけではないが、タイトルに「マンション」が含まれていたので読んでみた。
本書は、雑誌「SWITCH」に連載(07年4月号~16年1月号)された「小泉今日子 原宿百景」の33篇と書き下ろし1篇の自伝的エッセイで構成されている。
タイトルとなっている『黄色いマンション 黒い猫』は、最初に掲載されているエピソードの見出しと同じ。本書全体が「黄色いマンション」の舞台になっているわけではない。
キョンキョンが20歳の頃に住んでいた原宿の黄色いマンションでの出来事。
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オールナイトニッポンを終え、朝方マンションに帰ると、ドアの前に置かれたダンボール箱のなかに黒い猫が入っていた。
ファンからのプレゼントかと思って、猫好きのキョンキョンは「嬉しいけど飼えないなぁ」と抱き上げようとしたとき、猫の両目が潰されていることに気がついた……
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アイドルも人の子であることを気づかされる。
キョンキョンのせつない思い出が詰まった1冊。
17年7月20日、第33回 講談社エッセイ賞受賞!
小泉今日子『黄色いマンション 黒い猫』2016/4/15