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東京23区、外国人が多く住んでいる場所はどこか?(2020年 国勢調査)

東京23区で外国人が多く住んでいる場所はどこなのか? 増えている場所はどこか?

総務省が2022年2月10日に公表した、令和2年(2020年)国勢調査結果のうち、「男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等」に、町丁目別の外国人人口が掲載されているので、可視化してみた。


もくじ

外国人が多く住んでいる場所はどこか?

町丁目別に外国人の人口デ-タを拾って、地図に落としてみた(次図)。

新宿区、江戸川区、足立区、豊島区、江東区、板橋あたりに多くの外国人が住んでいることが分かる。

23区の外国人人口(2020年国勢調査)※「秘匿地域」とは、人口や世帯数等が極めて少ない地域であり、個人が特定される可能性があるため、詳細な数値が公開されていない地域のこと。

 

外国人が1千人超住んでいる場所は、下記の22か所。

新宿区大久保2丁目(1,692人)よりも江戸川区清新町1丁目(2,273人)の方が多いことはあまり認識されてないのではないだろうか。大久保2丁目はコリアタウンの一部、清新町1丁目はインド人が多いUR団地の一部。

  • 順位:町丁目_外国人人口/人口総数(外国人の割合)
  • 1位:江戸川区清新町1丁目_2,273人/10,528人(21.6%)
  • 2位:新宿区大久保2丁目_1,692人/7,268人(23.3%)
  • 3位:江東区大島6丁目_1,624人/9,709人(16.7%)
  • 4位:江東区大島4丁目_1,606人/7,997人(20.1%)
  • 5位:豊島区池袋2丁目_1,481人/6,526人(22.7%)
  • 6位:北区豊島5丁目_1,417人/9,928人(14.3%)
  • 7位:江東区北砂5丁目_1,387人/9,744人(14.2%)
  • 8位:板橋区高島平2丁目_1,370人/13,310人(10.3%)
  • 9位:荒川区東日暮里6丁目_1,222人/7,538人(16.2%)
  • 10位:江東区亀戸2丁目_1,158人/7,249人(16.0%)

  • 11位:荒川区西日暮里1丁目_1,128人/6,855人(16.5%)
  • 12位:港区芝浦4丁目_1,123人/17,186人(6.5%)
  • 13位:新宿区百人町2丁目_1,122人/4,267人(26.3%)
  • 14位:江戸川区西葛西5丁目_1,111人/5,379人(20.7%)
  • 15位:江東区東雲1丁目_1,105人/18,516人(6.0%)
  • 16位:豊島区池袋3丁目_1,087人/7,630人(14.2%)
  • 17位:北区王子5丁目_1,069人/10,199人(10.5%)
  • 18位:江戸川区小松川1丁目_1,063人/5,245人(20.3%)
  • 19位:新宿区北新宿1丁目_1,049人/6,934人(15.1%)
  • 20位:足立区新田3丁目_1,034人/9,897人(10.4%)
  • 21位:豊島区東池袋2丁目_1,023人/6,383人(16.0%)
  • 22位:新宿区北新宿3丁目_1,021人/7,039人(14.5%)

外国人が多く住んでいる割合が高い場所はどこか?

丁目ごとに総人口に占める外国人の人口の割合を計算し、地図に落としてみた(次図)。

23区の外国人人口の割合(2020年国勢調査)※同上


外国人の人口の割合が高いエリアTOP10は次の通り。

  • 順位:町丁目_外国人人口/人口総数(外国人の割合)
  • 1位:江東区青海2丁目_708人/831人(85.2%)
     東京国際交流館として留学生・研究者宿舎4棟(総戸数・室数796)

  • 2位:葛飾区西新小岩2丁目_260人/665人(39.1%)
     UR都市機構「西新小岩リバーハイツ(2棟、総戸数339戸)」の影響

  • 3位:新宿区百人町2丁目_1,122人/4,267人(26.3%)
     大久保から百人町にかけて、コリアタウン

  • 4位:千代田区神田佐久間河岸_23人/91人(25.3%)
  • 5位:新宿区大久保1丁目_924人/3,787人(24.4%)

  • 6位:港区愛宕1丁目_8人/33人(24.2%)
  • 7位:新宿区大久保2丁目_1,692人/7,268人(23.3%)
  • 8位:新宿区百人町1丁目_758人/3,302人(23.0%)
  • 9位:渋谷区代々木神園町_31人/135人(23.0%)
  • 10位:豊島区池袋2丁目_1,481人/6,526人(22.7%)

過去5年間で外国人の人口が増えた場所はどこか?

2015年と2020年の国勢調査データを元に、23区の町丁目ごとに人口増加数を計算し、地図に落としてみた(次図)。

23区の外国人人口の増加(2015⇒2020年国勢調査)
※同上

5年間で外国人の人口増が300人超のエリアは、次の18か所。
第2位に中央区晴海2丁目がランクインしているのは、大規模タワマンの影響なのであろう。

  • 1位:江戸川区清新町1丁目769人(1,504⇒2,273)
  • 2位:中央区晴海2丁目685人(105⇒790)
  • 3位:北区王子5丁目622人(447⇒1,069)
  • 4位:板橋区高島平2丁目601人(769⇒1,370)
  • 5位:江東区大島6丁目504人(1,120⇒1,624)
  • 6位:江東区北砂5丁目496人(891⇒1,387)
  • 7位:江戸川区西葛西2丁目452人(343⇒795)
  • 8位:中央区晴海3丁目427人(42⇒469)
  • 9位:江戸川区西葛西5丁目419人(692⇒1,111)
  • 10位:江東区亀戸2丁目416人(742⇒1,158)

  • 11位:北区豊島5丁目411人(1,006⇒1,417)
  • 12位:江東区亀戸7丁目405人(521⇒926)
  • 13位:墨田区立花1丁目384人(331⇒715)
  • 14位:江東区大島4丁目375人(1,231⇒1,606)
  • 15位:江東区東陽2丁目367人(106⇒473)
  • 16位:板橋区南町341人(12⇒353)
  • 17位:葛飾区東金町1丁目335人(436⇒771)
  • 18位:江戸川区中央4丁目300人(43⇒343)

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