公益社団法人東京青年会議所の主催で10月21日(月)夜、「衆院選討論会2024」が開催された。
松尾氏と小野氏が羽田新ルート問題を取り上げていた。
公開討論会(概要)
- 日時:10月21日(月)20:30~21:45
- 登壇者:ファシリテーター+候補者4名
- 討論会の構成:共通質問、クロストークなど
羽田新ルートに係るコメント(松尾氏、小野氏)
「渋谷区・港区から見えてくる国政上の課題について」候補者各1分取り上げた話題のなかで、松尾氏と小野氏が羽田新ルート問題を取り上げていた。
以下、文字起こし。
松尾氏(立憲)
もう一つはやっぱり羽田空港の低空飛行が、やっぱり渋谷と港の上空をバンバンバンバン飛んでいまして、これもやっぱり国の課題。
その羽田空港そのものの課題でもあるし、あとは交通移動手段として本当に国内でも全部飛行機を使うものが環境にとってもいいのかって、そういった大きな視点で捉えなければいけない課題かなというふうには感じています。
小野氏(維新)
私、松尾さんがおっしゃったことと全くかぶるんですけど、まず羽田空港は本当にやっぱり港区とか回ってると町会長さん達から「なんとかしてくれ」という声が強いんですよね。
コロナからずうっと観光客が戻ってきて、インバウンドがすごく多いんで、港区のところなんかも夏場、南風に向けてバンバンバンバン上空飛んで着陸してくるんですけど、やっぱり色々お話をお伺いしてると、やっぱり地域の方々は結構国交省さんとの場も作ったりとか、私してるんですけど、例えば「地方空港とか、そういうのもっと使って国家的な戦略で分散するとかってことまで考えてやってくれよ」ってことを港区の住民の方が言うんですね。
スケール大きいなと思うんですけど、やっぱり地方もインバウンドが少ないんで、まだまだ。そういう戦略的な、やっぱり結構大変なんですね。
すごい音がするんで、しょっちゅう1分2分で(飛行機が)来るんで、あれを解決するっていうのは、私は本当に住民のためには非常に大事なことだと思いますね。
第7区(港区・渋谷区)候補者
※届出順。敬称略。
- 丸川珠代(53)自民(新)元五輪相
- 石川友梨香(28)参政(新)写真館従業員
- 松尾明弘(49)立民(元)1回弁護士※重複比例
- 小野泰輔(50)維新(前)1回元熊本県副知事※重複比例
雑感(羽田新ルート見直し・反対派は松尾氏(立憲)1択)
様々な統計をもとに世論や選挙、社会問題を研究している三春充希氏が取りまとめている「第50回衆院選 情勢報道集約」によれば、東京7区の選挙情勢は、松尾氏と丸川氏が「接戦(10/21時事通信)」「互角(10/22朝日新聞)」となっている。
死票を避けるために、当落線上未満の候補者は選ばないのが賢い有権者だとすれば、投票するのは松尾氏か丸川氏の2択。
丸川珠代氏(自民)は羽田新ルート推進派なので、羽田新ルート見直し・反対派は松尾明弘氏(立憲)1択となる。