日本初のAI搭載マンションが港区芝に完成。
入居者それぞれに最適な生活環境を、AIが作り出すという。AIマンションは今後、日本で普及していくのか、あるいは一過性で終わるのか……。
日本初のAI搭載マンション完成(朝日記事)
日本初のAI搭載マンションが港区芝に完成。
AIマンション分譲 入居者の好みを学習、照明など制御
入居者の好みや習慣などを人工知能(AI)が学習し、照明やエアコンなどを自動で制御する「AI搭載マンション」が東京・芝に完成し、23日から分譲が始まった。入居者それぞれに最適な生活環境を、AIが作り出すという。
マンションは、不動産開発のインヴァランス(東京都渋谷区)が開発した。部屋や廊下の6カ所に設置したセンサーが入居者の動きや部屋の明るさ、温度・湿度などの情報を収集。センサーには、スマートスピーカーなどの機能があり、照明やカーテン、エアコンが音声で操作できる。
米国のベンチャー企業と共同開発したAIが収集した情報を学習・分析し、入居者に合わせた動きをするという。(以下略)(朝日新聞デジタル 4月23日)
スマートホームAI「キャスパー」
芝公園駅徒歩5分、総戸数43戸、13階建ての中規模マンション。AIが搭載されている住戸は3戸。いずれも2LDKで、価格は6,980万円から。
インヴァランスは、米国のベンチャー企業Brain of Things Inc.と共同開発した日本向けのスマートホームAI「CASPAR(キャスパー)」をAI搭載マンションに導入。
住戸内の居住者の行動、習慣、嗜好を把握し、照明、カーテン、エアコンを自動で制御するという。
CASPAR プロモーションビデオ(3分23秒)
雑感
便利過ぎてキャスパー(AI)なしには生活できなくなりそうだ。ここまでくるとキャスパー(AI)に世話されているという感じ。
プロモーションビデオの若い夫婦には、子供が登場してこない。赤ちゃんや幼児がいると、キャスパーどころではないのかもしれない。
インヴァランス社が総戸数43戸のうち3戸にしかAIを導入しなかったのは、まだ様子見だからなのか。”日本初のAIマンション”として、会社の宣伝をしたかったからなのか。
気になるのは、AIマンション導入住戸を売却するときに、高く売れるのか、それとも売りにくくなるのかという点。
AIマンション(スマートハウス、スマートホーム)は今後、日本で普及していくのか、あるいは一過性で終わるのか……。