環七通り沿い、引っ越しセンターの跡地に建つ中規模マンションのチラシ。
物件概要
大手町駅直通16分、駅徒歩11分。総戸数80戸(販売対象77戸)、14階建。平成29年12月竣工(本チラシ掲載日の9カ月後)。
- 【最終期最終次 予告広告】販売戸数/3戸、2LDK+S(68.35m2)~3LDK+S(80.31m2)。予定販売価格3,900万円台~4,900万円台。
- 【先着順】販売戸数7戸、2LDK+S(66.07m2)~3LDK+S(71.36m2)。販売価格3,890万円~4,650万円
- ※16年7月22日(金)・9月24日(土)・10月15日(土)、17年1月21日(土)の物件と同じ。
新聞半紙大のチラシ裏面に珍しいキャンペーン。
SPRING CAMPAIGN
家を買うなら、春がいい。
キャンペーン期間2.18~3.31
千葉割 千葉県在住の方
- 来場特典Quoカード1,000円分、契約特典ギフトカード200,000円分
ご夫婦割 ご夫婦でご一緒に来場の方
- 来場特典Quoカード1,000円分、契約特典ギフトカード200,000円分
シニア割 50歳以上の方
- 来場特典Quoカード1,000円分、契約特典ギフトカード200,000円分
住み替え割 持ち家があり住み替えを検討されている方
- 来場特典Quoカード2,000円分、契約特典ギフトカード300,000円分
↓ こんな感じで掲載されている。
「千葉割」「ご夫婦割」「シニア割」「住み替え割」って、どこかの業界を真似たのか?
「〇〇割」と聞いて思いつく業界
「〇〇割」と聞いて、すぐに思いつくのは、スマホの「学割」や「家族割」。
スマホ料金の割引サービスの狙いは、学生需要の掘り起こしや、家族の囲い込み(あるいは携帯会社の乗り換え)だろう。
スマホの次に思いつくのは、映画料金の「シニア割引」や「夫婦割引」、「レディースデー」など。
映画料金の割引サービスの狙いは、シニア需要の掘り起こしや、ピークシフト(平日の空席を埋める)ことだろう。
では、マンションチラシの「〇〇割」の狙いは何なのか?
チラシの「〇〇割」キャンペーンの狙いは何なのか?
割引対象になるのは、次のいずれかに属している人。
- 千葉県在住者
- 既婚者
- シニア(50歳以上)
- 持家を住みかえようとしている人
逆にいえば、次の4つを全て満たす人は、割引の恩恵にあずかれない。
- 千葉県以外に住んでいる人(たとえば都内在住者)
- 独身者
- 50歳未満
- 賃貸(あるいは社宅住まい)
具体的にイメージすると、都内の賃貸に住んでいる若い独身者。彼ら(彼女ら)は割引のギフトカードを貰えない。
このマンションの売主は、わざわざ、都内の賃貸に住んでいる若い独身者が購入者にならないように、割引キャンペーンを打っているのか?
まさか、そのようなことはあるまい。
他の業界で流行っている「〇〇割」というキャンペーンを真似ることで、チラシに物珍しさを演出したのではないのか、と想像してみたのだがいかがだろうか。
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