大手S不動産の目黒で建設中の新築マンションのホームページ閉鎖のお知らせ。
事業計画の見直しに伴い、販売開始時期を未定にするという。
「〇〇(=物件名)」ホームページ閉鎖のお知らせ
拝啓
皆様方におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ではございますが、今般「〇〇」におきまして、事業計画の見直しに伴い、販売開始時期を未定とさせていただくこととなりました旨、及び、それに伴い、ホームページを一旦閉鎖させていただくことになりました旨を、ここにご報告申し上げます。
皆様にはご期待いただいておりました折、深くお詫び申し上げます。
今後ともS不動産のマンションを、変わらぬお引き立てのほど何卒よろしくお願い申しあげます。敬具
平成28年10月
S不動産は9月には、品川区大崎に建設中の「□□タワープロジェクト」の販売を中止している。
S不動産は、これらの2つ建設中の新築マンションをなぜ、販売中止・未定にしたのか?
市況が回復するまで様子見しよう、と経営判断したためなのか?
あるいは外資に1棟売りでもするのか?
ひょっとして、羽田の新飛行ルートによる販売不振の可能性を懸念して、賃貸に切り替えたとか・・・・・・。
S不動産が販売中の新築マンションの位置と新飛行ルートとの位置関係は?
羽田の新飛行ルートが販売戦略にどの程度影響しているのかはともかく、S不動産が23区で販売中の新築マンションの位置と新飛行ルートとの位置関係を確認してみよう。
某メジャーサイトに掲載されている23区内のS不動産の新築マンションは、竣工済みを含め全部で55件(11月4日現在)。
この55件と販売中止・未定となった2件をマップに落としてみたのが次図。
目黒物件と大崎物件は、たしかに新飛行ルートの直下にあることが分かる。
そのほかにも5件が新飛行ルートの直下にある。
新飛行ルートの直下にある5物件は今後販売中止・未定になるのか?
では、今後5件も販売中止・未定になるのか?
必ずしもそうとはならない。以下に解説しよう。
5件(物件A~E)と目黒・大崎物件の販売開始時期と竣工時期をまとめたのが次の表。
5件のうち、2件(物件B・C)は竣工済みで、1件(物件A)は今月下旬竣工予定。
あと2件(物件D・E)のうち、物件Eは既に販売を開始しているが、物件Dは17年6月下旬に販売開始予定とされている。
という状況なので、物件Dがこれから、販売中止・未定になるかどうか、要チェックや。
※羽田の新飛行ルート問題に係る一連の記事については、「羽田空港の機能強化 カテゴリーの記事一覧」をご参照。
あわせて読みたい
(本日、マンション広告なし)