東京オリンピックに向けて、羽田空港の国際線発着回数を増やすため、東京都心上空を飛行する「新飛行ルート問題」。
新飛行ルートにより、ルート直下の多くの住民は騒音の影響を受けることになるのだが、このあたりの問題はほとんど共有化されていない。
南風時に和光市上空から羽田のA滑走路に到着する「A滑走路到着ルート」については、すでに「【動画】羽田新飛行ルートのフライトシミュレーション」で紹介した。
本日は「C滑走路到着ルート」（浦安市・市川市上空から北進し、草加市（埼玉県）上空で西進、戸田市（埼玉県）で南進し羽田に向かう）のフライトシミュレーション動画を紹介しよう。
「C滑走路到着ルート」は次図の赤い旅客機のイラストに示すルート。
「資料1 羽田空港機能強化に係る第３回協議会以降の取組」P5にルートと旅客機イラストを追記
まずは動画（約４分）を見てほしい。
南風時の新到着経路（浦安⇒戸田⇒羽田）フライトシミュレーション
フライト途中の主な画像を以下に示す。
浦安市・市川市（千葉県）高度1,830ｍ（6,000ft）以上
草加市（埼玉県）高度1,525ｍ（5,000ft）以上
川口オートレース場（埼玉県）高度1,200ｍ（4,000ft）以上
光が丘公園（練馬区）高度1,200ｍ（4,000ft）以上
江古田の森公園（中野区）高度1,200ｍ（4,000ft）
超高層ビル群（新宿区）高度900ｍ（3,000ft）
新宿御苑（左）・明治神宮（右）高度900ｍ（3,000ft）
六本木ヒルズ・青山霊園（港区）高度750ｍ（2,500ft）
有栖川宮記念公園（港区）高度600ｍ（2,000ft）
白金高輪（港区）高度600ｍ（2,000ft）
品川駅（港区）高度450ｍ（1,500ft）
天王洲アイル（品川区）高度450ｍ（1,500ft）
追記（9月18日）
次図のとおり、7月28日会議において、到着経路の進入を開始する高度を引き上げるとともに東側に移設する等、南風時の新飛行経路案（当初案）が一部修正されています。
※上記の動画には反映していません。
あわせて読みたい
（本日、マンション広告なし）
