低層建物の跡地に建つ小規模マンションのチラシ。
物件概要
【第2期 本広告】銀座一丁目駅直通4分、駅徒歩1分。総戸数43戸、12階建。販売戸数6戸、3LDK(66.08m2~66.31m2)。販売価格6,980万円~7,880万円。平成27年6月30日竣工済み(本チラシ掲載日の1年前)。
本日は月曜日なのに、珍しくマンションチラシが入ってきた。
思わず頬が緩む。
それにしてもなぜ、月曜日なのにチラシが入ってきたのか?
しかもすでに1年前に竣工した物件である。
新聞半紙大のチラシのオモテ面に記された「第2期登録申込スケジュール」の内容を読んで、その疑問が氷解した。
- 受付期間/平成28年6月27日(月)
- 受付時間/10:00~18:00
- 抽選日時/平成28年6月27日(月)19:00
なんと「受付期間」が、「期間」と言いながらピンポイントの本日1日のみ。
そして「抽選日時」は、本日の19時なのだ。
本日受付を開始して、本日の18時に受付締め切り。そのような情報を伝えるマンションチラシに意味はあるのだろうか?
実は、意味があるのだ。
業界の自主ルール「不動産の表示に関する公正競争規約」第9条第2項には、「予告広告を行った媒体と同一の媒体を用い、かつ、当該予告広告を行った地域と同一又はより広域の地域において、本広告をしなければならない」と規定されている。
このマンションの「予告広告」は、5月12日に筆者のところに入っていた。だから、上記ルールに従って、「本広告」も出さざるを得なかったのである。
業界のルールを形式的には遵守していることにはなっているが、消費者の利益になっているのだろうか?
このあたりの話をもう少しお知りになりたい方は、「マン点流!不都合な真実を解説(先着順と抽選の違い)|スムログ」をご参照ください。
あわせて読みたい
(本日、マンション広告1枚)