4月の電力小売り全面自由化に対応した電気料金の比較サイトの開設が相次いでいるという。
電気料金が安い電力会社はどこか?
どこの電気料金プランがオススメなのか?
主な電気料金の比較サイトをまとめておいた。
☆印は、筆者の主観(サイトの使いやすさ、安定性と信頼感、便利な機能の有無など)による三ツ星評価。
エネチェンジ★★★
英国ケンブリッジ大学の電力ビッグデータ研究をもとに2014年8月にサービスを開始した”老舗”。
電力自由化後のプランを発表している電力会社を含む14社・71プランを一括で比較できる。
さらに、ガス、携帯電話、ブロードバンド、各種ポイントなどとのセット割引を含めた「実質節約額」算出に対応している。
サイトを開くと、トップページにお住まいの郵便番号を入力する窓が表示される(次図)。
現在住んでいる場所の郵便番号を入力し、「探す」ボタンをクリックすると――
現在の契約電力などの情報を入力する画面が表示される(次図)。
現在利用している電力会社名、契約種別、契約アンペア、電気代を入力する。
さらに、家族構成、ガス契約の有無、電気を使う時間帯の割合を選択し――
「シミュレーション結果へすすむ」ボタンをクリックすると――
「おすすめ順」または「電気代節約額順」に、各社の電気料金プランが表示される(次図)。
豊洲で3人暮らしの場合、東燃ゼネラル石油が最安値。1年間で3,586円節約できる結果となった。
2位はイーレックスの1,989円。3位東急パワーサプライの711円。
ソフトバンクと東京電力(スタンダードS)はともに2,790円、 東京ガスは4,011円の割高となった。
価格.com ★★☆
価格.comは2016年1月14日、「電力小売りの全面自由化」に対応した電気料金プランの比較サービスを開始。現在の電気の使用状況や生活スタイルなど、簡単な質問に答えるだけでプランを手軽に比較検索できる。
サイトを開くと、トップページに全国の地図「都道府県からお得な電気料金プランを探す」が表示される(次図)。
「東京」を選ぶと、「東京都で利用できるお得な電気料金プランを探す」画面が表示される(次図)。
郵便番号を入力し、電力会社、契約種別、契約容量、世帯人数などを入力(選択)し、「検索する」ボタンをクリックすると――
節約額の大きい順に、各社の電気料金プランが表示される(次図)。
エネチェンジと答え合わせをすると、年間の節約金額に若干の違いはあるものの、安い会社の順位は一致した。
セレクトラ ★☆☆
欧州で電気料金比較サイトを展開するセレクトラ(本社:パリ)は1月7日、日本向けの新サイト(selectra.jp)を開設。4月に電力小売りが全面自由化されるのに合わせ、ヨーロッパで培ったノウハウと経験をもとに電気料金の比較が手軽にできるサービスを開始するという。
サイトを開き、トップページ(次図)をスクロールしていくと――
「電力料金・ガス料金を比較する」が表示されているので、そこをクリックし――
現在の料金プラン、電気の使用状況などを入力し、「料金を比較する GO!」をクリックすると――
安い順に電力会社の電気料金プランが表示される(次図)。
年間の「期待されるお得額」として、1位が北陸電力のエルフナイト8(23,039円)、2位が中国電力のエコノミーナイト(20,198円)、3位北陸電力エルフナイト10プラス(19,675円)となった。
残念ながら、「新電力会社」の料金プランは表示されない(1月17日時点)ので、★☆☆評価とした。
タイナビスイッチ ☆☆☆
https://www.tainavi-switch.com/
運営会社は、インターネットメディア事業を展開している(株)グッドフェローズ(設立:2009年3月、本社:品川区西五反田)。
現状は各社の電気料金プランが分かるが、一括比較はできない。
↓ 最適な無料診断は2月に公開予定となっている。
エネジョイズ ☆☆☆
運営会社は、メディア事業を展開している(株)レバレジーズ(設立:2005年4月、資本金:5千万円、本社:渋谷区渋谷)。
現在、電気料金プランの一括比較機能はない。
料金比較サービスが「絶賛開発中」(次図)という表現には笑える。
電力会社.net ☆☆☆
運営会社は、アクチュアルプルーフ(株)(設立:2013年7月、本社:港区南青山)。
電力会社の料金比較(ランキング)のみ。
(本日、マンション広告なし)