不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


江東区人口50万人突破!増減分布を可視化してみた

昨日の朝日新聞に、江東区の人口が50万人を突破した記事が掲載されていた。

江東区人口50万人 豊洲10年で76%増

江東区は15日、人口が50万人を突破したと発表した。
マンションが急増している南部地域の増え方が著しい。

(中略)
地区別では、4月の時点で豊洲約11万人、砂町約7万7千人、大島約6万3千人、亀戸約5万8千人など。

マンション開発が続く豊洲地区は過去10年間に約4万8千人、76%増えた。(後略)

(朝日新聞 2015年6月16日)

 

江東区のホームページに人口統計として、「人口の推移(昭和50年~平成27年)」のエクセルデータが公開されているので、グラフ化してみた。


もくじ

江東区の人口が右肩上がりに増加し始めたのは1998年以降

f:id:flats:20150616170413j:plain

湾岸エリアで超高層マンションの建設が本格化し始めた1998年以降、人口が右肩上がりに増加している様子がよく分かる。

 

2005年から豊洲の人口が急増している

同ホームページには「町丁別世帯数、人口及び人口密度(平成10年~平成27年)」のエクセルデータも公開されているので、豊洲、東雲、有明、新砂といった湾岸エリアの人口推移をグラフ化してみた。

f:id:flats:20150616171344j:plain

約10年前(2005年)から、特に豊洲の人口が急激に増加している。

 

過去10年間、江東区のどこでどの程度人口が増えたのか?

2005年と2015年の江東区の人口分布を地図に落としてみた。

f:id:flats:20150616171743j:plain

 

もう少し分かりやすくするために、2005年から2015年の10年間に増減した人口を計算し地図に落としてみた。

f:id:flats:20150616171853j:plain

特に湾岸エリアの人口が増えていることがよく分かる。

 

江東区人口増加数、町丁別ランキング

過去10年間(2005年から2015年)で人口が増加した町丁別のTOP10は次の通りだ。

  • 1位:東雲1丁目(+11,815人)
  • 2位:有明1丁目(+8,073人)
  • 3位:豊洲3丁目(+7,563人)
  • 4位:豊洲4丁目(+7,392人)
  • 5位:亀戸9丁目(+5,036人)
  • 6位:豊洲2丁目(+3,472人)
  • 7位:新砂3丁目(+2,958人)
  • 8位:豊洲6丁目(+2,389人)
  • 9位:白河4丁目(+2,136人)
  • 10位:塩浜2丁目(+1,982人)

東雲1丁目がダントツの1位(+11,815人)。

ただ、豊洲はTOP10にランクインしている4つの丁(3丁目、4丁目、2丁目、6丁目)を合計すると20,816人で、東雲の倍近い人数だ。

 

湾岸エリアの地価は過去1年間上昇傾向を続けているのに(湾岸エリア(月島、豊洲、有明など)のマンション事情)、まだマンション人口は増加するのか――。

あわせて読みたい

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.