(C)マンションチラシの定点観測
不動産経済研究所は1月21日、「12月の首都圏マンション市場動向」を発表。
- 発売9,389戸、13.9%増と11ヵ月ぶりの増加。契約率は7割下回る。
- 平均価格5,022万円、m2単価71.0万円。在庫は6,042戸に増加。
この見出しだけでは、よく分からないので、同研究所が毎月発表している数値データをもとに、首都圏新築マンション市場動向のトレンドを可視化(グラフ化)してみた。
販売在庫、発売戸数・単価の推移(首都圏)
発売単価はここ数カ月、乱高下しながらも上昇トレンド。
販売在庫は4月以降、3,500戸~3,700戸前後で推移していたが、12月は6,042戸に急上昇。
発売戸数は4月以降、2,100戸~4,200戸前後で推移していたが、12月は9,389戸に激増。ただ、例年12月の供給戸数は多いので驚くには値しない。
m2単価の推移(1都3県)
23区の発売単価は、8月に99.0万円のピークを記録したあと、上下動が激しい。今後の推移に要注目。
発売戸数(1都3県の内訳)
23区に着目すると、12月の供給戸数4,373戸は、前年同月比で▲4.3%の微減。