投資としてではなく、終の棲家として考えているのであれば、マンションはモノとしてとらえるべきではない。マンションというモノを買うのではなく、「生活空間というサービス」を買うことととらえるべきだ。
より良い生活空間を維持するためには、生活空間を適切に維持するための管理費や修繕費が適切な水準であることはもちろん、良好なコミュニティの形成が欠かせない。
「マンションを買う」ということは、「運命共同体に参加する」ということなのだ。賃貸と違うのは、容易に運命共同体から抜け出すことができないことだ。
住宅ローンという名の借金を背負って手に入れたのが、マンションというモノだというのは幻想だ。賃貸も購入もどちらも「生活空間というサービス」を利用しているにすぎない。
同じサービス利用料を払っていながら、購入のほうは運命共同体に参加し続けなければならないという不自由さがあるのが最大のデメリット。
【写真】マンションという運命共同体
(本日、マンション広告なし)